儀式を必要とする音楽があるならば、儀式を必要とする物語もある
前回「村上春樹『騎士団長殺し』読まねばならない・読まれねばならない物語」の続きです。 『騎士団長殺し』から、興味深い部分を少しだけ引用してみます。 私はブルース・スプリングスティーンの『ザ・リヴァー』をターンテーブルに載…
前回「村上春樹『騎士団長殺し』読まねばならない・読まれねばならない物語」の続きです。 『騎士団長殺し』から、興味深い部分を少しだけ引用してみます。 私はブルース・スプリングスティーンの『ザ・リヴァー』をターンテーブルに載…
先日、村上春樹『騎士団長殺し』第1部と第2部を読了しました。ちょっとしたきっかけから読み始めたんですが、凄まじい勢いでストーリーに引き込まれてしまいました。ページを繰る手がおぼつかないぐらいに、話の展開を知りたくてたまら…
小学生の国語を指導していると、設問だけを見て、本文(出題文)の方をほとんど見ないという子が時々います。つまり、設問を先に見て、その問題に関する部分だけを本文から見つけ出して、解答を作ろうというわけです。 確かに、低学年向…
過日大型書店に出かけた際、たまたま下記の本を見つけて、しばし立ち読みしてしまいました(すいません)。字の下手な私は、こういう文字(勘亭流)の書ける人を多いに尊敬します。 人形浄瑠璃文楽 外題づくし 北浦 皓弌 (著), …
当たり前のことですが、人に国語を教える際には、教材を用いる必要があります。当塾では、入試問題こそが最高の教材であるというポリシーに基づき、教材に実際の入試問題を利用しているんですが、教える側としてはあれこれ準備をして、書…
「インターナショナル」「グローバル化」なんていう言葉が陳腐になっていると思えるほど、今の時代、他文化との接触・交流が当たり前のものになっています。 当塾からほど近い心斎橋なんかを歩いていると、中国語・韓国語をはじめとする…
近ごろ手に入れてもっともハイになりしもの。小田勝『実例詳解古典文法総覧』(和泉書房)。 文法大好き、文法死ぬほどフォーリンラブ、みたいな私にとって宝物のような書籍がやってきました。 発刊された当初から気になって仕方がなか…
いつもどうでもいい記事ばかり書いておりますが、結構な数の方々にご覧いただいているようで、恐縮至極。たまには役立つ記事も書かないとなりませんね。今日は本業の話、「国語の抜出問題の解法・コツ」について書いてみようと思います。…
少し前にも書いた、西原理恵子さんの新刊について。 西原理恵子『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』 深く調べず、漫画だと思って購入したんですが、到着した本をめくってみると、漫画にあらず。ゆったりした文体で書か…
もう今年も半分近くが過ぎてしまいました。毎日毎日忙しく、来年こそは少し仕事を減らそうといつも思うんですが、結局は毎年毎年同じ事を繰り返しています。進歩がないというか何というか。来年こそは少し授業数を減らしたいんですが、ど…