小学生の国語指導と国語辞典
「国語辞典学習法 / 小学生の国語辞典」でも国語辞典について書きましたが、今回は指導する側から見た小学生用の国語辞典について。 実は、私のように教える側からしても、小学生用の国語辞典は利用価値が非常に高いものです。ボキャ…
「国語辞典学習法 / 小学生の国語辞典」でも国語辞典について書きましたが、今回は指導する側から見た小学生用の国語辞典について。 実は、私のように教える側からしても、小学生用の国語辞典は利用価値が非常に高いものです。ボキャ…
教育関連の流行って、意外に馬鹿らしいものが多いんですが、立場上、採用するか否かは別として、どのようなものかチェックはしています。 最近のブームは、小学生低学年向きの「国語辞典をひく学習法」ではないでしょうか。 「小学生向…
Part1の続きです。 教養小説(Bildungsroman)と言われると構えてしまいますが、実はこのジャンル、日本では「漫画」というスタイルで結構読まれているのではないかと思います。例えば「ドラゴンボール」が人気を博し…
教養小説とは「主人公がさまざまな体験を経ながら自己形成を果たしていく過程を描いた小説」(明鏡国語辞典)です。 ドイツ語 Bildungsroman(ビルドゥングスロマン) の訳語なんですが、どうも現代人には意味のつかみに…
Part1からの続きです。 ちょっと百科辞典も見てみましょう。小学館『日本大百科全書』は、西鶴の代表的な作品をこう評しています。 (世間胸算用を評して)「作家西鶴が到達した人間観照の深さがあり、他の追随を許さない独自の世…
(「芭蕉・近松・西鶴と大学入試」と関連した記事です。) 「西鶴?はいはい、大阪商人の鏡でっしゃろ。始末・倹約は美徳でんな。」「サイカク?あぁ、あの好色話ばっかり書いた人でしょう?」 完全な間違いとは言いませんが、こうした…
上方を中心として栄えた元禄文化の重要人物は三人います。俳諧の松尾芭蕉、浄瑠璃の近松門左衛門、浮世草子の井原西鶴。この三人が元禄文化の屋台骨だと言っても過言ではありません。ここ大事だから、必ず覚えておきましょうね。それぞれ…
最近の小学生達を見ていると、どうも昔話に関する知識が乏しいような気がします。マイナーな昔話ではなく、代表的なお話、例えば、浦島太郎・桃太郎といった昔話です。 「浦島太郎の話って知ってる?」 「知ってる!」 「どんな話か説…
国語の問題には大きく分けて、記述型と選択型があります。 今日は選択型の解法の基本について。 大学入試だと、センター試験や私大の入試に多いスタイルですが、今回は中学入試について考えてみましょう。(いずれのレベルも根本的なと…
Part1の続きです。 中学入試国語の問題集の出来映えには、問題があることが多い、という話でした。 その理由はどこにあるんでしょうね? 1.そもそも国語に詳しい解説は不要だと思われている2.中学入試レベルの書籍には、それ…