カタカナ「シ・ツ」と「ソ・ン」の書き分け

例年、この時期に新小学1年生としてお預かりしている生徒さんは、実際のところまだ幼稚園の年長さん。ひらがなはだいたい大丈夫だけれど、カタカナの方はちょっと怪しげなところが……みたいなことがままあります(もちろんそれで全然構いません)。

そこで、この時期、カタカナを指導することがよくあるんですが、やはり小さな子どもにとって書き分けにくいのは「シ・ツ」と「ソ・ン」ですね。

書いてもらったものに丸付けをしていると、「ンーセーヅ」って何だろう?あ、「ソーセージ」か! なんてことがよくあるんですよね。

「ソ」はこう書くよ〜、「シ」はこう書くといいよ〜、などと指導するんですが、私自身字が下手くそなので、あんまり自信が……。ただ、そうも言っていられないので、字を習得する段階の生徒さんに対しては、できる限り丁寧に朱を入れるようにしています。

でも、「ツ・シ」の書き分けにはどんな単語を使えばいいんでしょうね。私がよく思い浮かべるのは「ワツシ」という言葉。ダンスの一種なんですが、ランダムハウス英和大辞典によると1960年代に流行した踊りで、ルワンダおよびブルンジの長身族の名が語源らしい。彼らが跳躍力を活かしたダンスを踊るところから来たとの由。

私は、不世出のソウルシンガー、サム・クックの”Twistin’ the Night Away” という曲をテーマ曲にしているんですが、その中で”watusi”という単語が出てきておりまして、それで覚えた次第。踊り方は……知らない(笑)。

Sam Cooke Twistin’ the Night Away lyrics

でも問題は、幼稚園年長さんに「ワツシ」を説明できないところなんですよね。この塾、何を教えてるねんという話になりますので(笑)。

ひらがなを無理やりカタカナにするということも視野に入れると、こんな文章が思い浮かびます。

しつぎょうした へんしつしゃが しょくむしつもんを うけました。

つしゅっこくしようとして けいさつしょで しまつしょを かかされました。

あくしつなことをすると かんべつしょに おくられますよ。

あかん、どれもダメすぎて使えない。

すなおに、「クワム」ぐらいがいいでしょうかね。少し書き分けにくい「ク・ワ」も入ってますしね。

ソ・ン」についてはどうしましょう?私が真っ先に思い浮かぶのは、MotoGPチャンピオンレーサー、ホルヘ・ロレンソ(Jorge Lorenzo)。ロレンソ、2019年シーズンはドゥカティからレプソル・ホンダに鞍替えしたけど、RC213Vにどれぐらいの期間で適応できるかが見どころだろうね〜、プレシーズンテストにあまり参加できなかった分、彼のコンパクトなコーナリングとRC213Vとの相性が見えにくかったよね〜うんたらかんたら……って、MotoGPファン以外には全く意味不明(笑)。

Jorge Lorenzo – Honda: (Legendary) 2019 HD

やっぱり「コンソメ」とか「マラソン」「エジソン」ぐらいが妥当でしょうか。「トンソク」「アニソン」あたりはちょっと微妙かな?

ジェイソンがチェーンソーを持って追いかけてきた!

これは完璧にボツですね。

なお、授業では至って真面目に指導しております。誤解無きようお願い申し上げますね。