中学受験国語のための最高の問題集『難関中学入試国語対策』

中学受験国語のための最高の問題集

2018年度より、宮田国語塾では中学入試向けのメイン教材として『難関中学入試国語対策・中級編』および『難関中学入試国語対策・上級編』を利用しています。

両編とも、当塾が今まで培ってきたノウハウをふんだんに盛り込んで作成した教材でして、こと難関中学入試国語については、これ以上のものはちょっと考えにくいというレベルに達しているのではないかと思います。ちょっと口幅ったいですが、最高レベルの教材と言って過言ではないと思います。

もちろん、ここで「最高」というのは、収録している問題のレベルもさることながら、入試突破のための実力をつける教材として「最高」のものであるという意味です。

当塾独自の教材を作るというプランは以前から持っていたんですが、実際に作成するとなると、問題選定や配列の決定に著しく時間がかかるだけではなく、作成費用がかなりの額に上ります(少部数の書籍制作は高額になってしまうのです)。加えて、著作権の問題もクリアにせねばならないなると、なかなか簡単な事業ではありませんでした。

しかし、数年前に某出版社が入試問題の編集や著作権処理を代行してくれるサービスを開始。ようやく私の思うような教材作成が可能になりました。

ちょっと愚痴めいた話になりますが、他科目と異なり、国語という科目(とくに中学入試や大学入試現代文)は、著作権の関係で入試問題を収集したり、自由に利用したりすることが本当に難しいんですよね。入試過去問題集を購入しても、「著作権の関係から国語の問題は収録いたしておりません」なんてことがままあります。

そうした諸々の課題をクリアしてくれる出版社が現れた今、当塾の指導経験やノウハウをふんだんに盛り込んだ最高のテキストを作成するに躊躇はありません……と言いたいところですが、やっぱり問題になるのは費用。あまりに費用が掛かるようだと、塾生保護者様に迷惑がかかってしまいます。

このあたりは経営判断ということになるので、ちょっと極秘事項なんですが(笑)、今回の教材制作にかかった費用はウン十万円。100万円はかかりませんでしたが、20万30万というような額では全然足りません。

そんなわけで、今年からは頂戴するテキスト代実費が一年間あたり5000円程度となりました。昨年度までは年間で2000円程度頂戴していたんですが、ちょっと値上げとなってしまい、まことに申し訳なく存じております。ただ、当塾の場合、教材については制作や購入にかかった実費だけを頂いており、儲けはゼロ(というか今回はちょっと持ち出し)となっておりますので、ご了承賜ればと存じます。著作権処理費用が高いんですよね……。

『難関中学入試国語対策』の内容

さてさて、肝心の内容をご紹介しましょう。

『難関中学入試国語対策・中級編』『難関中学入試国語対策・上級編』ともに、収録されているのは厳選された中学入試問題です。

このブログでも何度か書いていますが、入試対策のための最高の教材は「実際に出題された入試過去問」です。中学入試、高校入試、大学入試、センター試験、どんなレベルの試験にも言えることですが、「過去問」に勝る教材・問題集は存在しません。

例えば、あなたが難関校を目指しているとしましょう。当たり前ですが、難関校の入試問題は、その学校の指導教官の方々が作成していらっしゃいます。それに匹敵するマンパワーが予備校・塾や教材制作会社にあると思われますか?まずありませんよね(言ってしまった)。

加えて、入試問題はその学校の顔です。「こうした問題が解ける人を本学は求めている」という強烈なメッセージだと言っても構いません。いきおい、入試問題は、指導教官の方々が合議を重ね、長い時間をかけ練りに練って作成するということになるわけです。

そんな問題が勉強の素材として悪いはずがありません。というか、受験生が入試問題を勉強の中心に据えないで、何を勉強すると言うのか。理屈から考えれば、(申し訳ないけれど)実際の入試問題と模試問題では格が違います。

実際に受験生を指導してみればよく分かるんですが、模試問題や予備校・塾作成の問題は一般性を欠いているものが非常に多いんですよね。つまり、ある問題を理解して解けるようになっても、それが他の問題を解くための知識・知恵となりにくい。そんな問題をベースに勉強を進めても、なかなか学力が上がりにくいのは自明の理です。作り込みの浅い問題を大量にやったところで、意味はほとんどありません。

それに比べて、入試問題は一般性が高いと言えます。つまり、ある問題を理解して解けるようになれば、その知識・知恵によって、他の問題を解くことが容易になる。私が授業の中で重視しているのはそこなんです。この問題を解くことによって、他の問題が解けるようになるかどうか、もっと言えば、高い国語力を身に付けて合格に至ることができるか否か。

そうした観点から、教材『難関中学入試国語対策』は、入試問題の中でも特に「一般性」を強く持っている問題を集めました。私のイメージで言えば、この教材の大問1つを習得すれば、少なくとも模試の大問5つ分の滋養を吸収できるように作ってあります。

(入試過去問の重要性については、似たような記事を何度か書いています。ご興味のある方は下記記事をご覧下さい。)

入試過去問中心主義

入試国語と過去問

どうして「最高の問題集」だと言えるのか

自信たっぷりすぎる?そうかもしれません。ただ、この教材は私だけの力で作成したわけではありません。以下のような数々のハードルを越えてきた問題だけを厳選しているからこそ、自信を持っているわけです。

1.各中学の国語科の先生方が合議を重ね、長い期間をかけて入念に作成してくださった問題である

これは先述した通り。塾の講師が一人で作成した問題・忙しい中で慌ただしく作成した問題などは、どうしても「偏り」が生じます。やはり、経験豊富な指導者が合議制でじっくり時間をかけて作成した問題のほうが優れたものになりやすい。

2.責任をもって私が選定を行った問題である

ここは少々口幅ったいですが、あらゆる入試問題や模試問題を見ておりますので、多くの優れた入試問題の中でもとりわけ効果的な問題を選定することには自信があります。

3.実際に受験生指導に利用してきた問題である

『難関中学入試国語対策』のために選定した問題は、いずれも当塾で実際に中学受験生の指導に利用してきた問題です。私の独りよがりで選定しているのではなく、実際に当該問題を元に授業を実施し、生徒の答案や反応をチェックすることで、さらに授業内容を練り込んでた問題群です。「その問題の解答」にとどまらず、「他の多くの類似問題に活用できる知恵・知識」や「将来まで生かせる国語力」を身に付けてもらえるか否かを眼目において問題を選択しました。

4.実際に生徒達が学力を伸ばし難関校に合格していった問題である

上述の通り、各学校の先生方が作成してくださった良質な問題を使った授業により、多くの生徒達が学力を伸ばし、関西圏の多くの難関中学に合格してくれました。頑張って記述答案を書き、頭を悩ませて記号選択問題を選んでくれたのは、もちろん生徒達。それらの観察結果から、彼・彼女達の学力向上に最も役立った問題を厳選しています。


上記の説明からお分かりいただけると思うんですが、この教材『難関中学入試国語対策』は、私一人の力で作成したものではありません。言うなれば、「各難関中学の国語科の先生方」・「宮田国語塾の授業を受講し合格してくれた生徒達」・「出版社」・「宮田国語塾」の合作。それが悪かろうはずがありません。

工夫あれこれ

もちろん、私の方でも様々な工夫は凝らしてあります。

まず、入試問題を説明文・論説文・小説・随筆の各ジャンルに分類した上で収録し、その中で「頻出テーマ」「頻出出題形式」のほとんどに触れることが出来るようにしてあります。

受験生にはあらゆる出題テーマや出題形式に慣れてもらいたいと考えています。本番ではどんな文章が出題されても心が折れないようにしてもらいたいですからね。

また、生徒の学力向上・志望校合格が第一義ですので、全問題、学力向上・志望校合格という趣旨に沿うものだけを選定してあります。捨て問なし。

ただ、その趣旨に反しない範囲で、ごく僅かながら「私好みの筆者」による文章に基づく入試問題もいくつか採録してみました。具体的には、米原万里・松浦寿輝・見田宗介(真木悠介)・芥川龍之介・星新一などなんですけどね。

米原万里からは言語教育の神髄を、松浦寿輝からは小説の面白さを、見田宗介(真木悠介)からは世界のどこかにある崇高な精神を、芥川龍之介からは流麗な文章を、星新一からは最高のウィットを感じとってもらえればと願っています。

(逆に、私好みではないけれど、中学入試頻出であり、かつ、国語力向上に大いに役立つような筆者の文章も収録しています。具体的には、重松清氏とか浅田次郎氏なんですけどね。また言ってしまった。)

なお、授業をスムーズに進めるための小さな工夫も取り入れてあります。出版社の方々に少々無理を言ってしまいましたが……。

原則として『難関中学入試国語対策・中級編』は小学5年生向け、『難関中学入試国語対策・上級編』は小学6年生向けとして制作しておりますが、中堅どころの中学校をお目指しの場合は、中級編の方を学べば十分ではないかと思います。

最後に

そんなわけで、この『難関中学入試国語対策』は、中学受験国語対策として最高の問題集・大いに学力を向上させていただけるテキストと自負しております。けっこう真剣に副題として、

” The most powerful textbook on the planet “

と入れようかと思ったんですが、それはさすがに見送りました(笑)。

当初は表紙の色も真っ白でいいかなと思っていたんですが、さすがにそれでは色気がなさすぎるだろうということで、『難関中学入試国語対策・中級編』はクリーム色、『難関中学入試国語対策・上級編』は黄緑色にしました。クリーム色は「学力を育てる地盤=土」、黄緑色は「力強く育つ学力=土から芽吹いた新芽」のイメージ。「赤やピンクの色鮮やかな大輪の花は、中学入学後に皆さんが咲かせてください」という趣旨です。まあ、後付けの趣旨なんですけどね。

なお、申し訳ないんですが、本教材は受講生の方々のみに提供しています。私が授業を実施するということが前提となっていますし、解説はおろか解答も何も付いていませんので。あくまでも、当塾の受講生が国語力を上げて合格を勝ち取るという目的のために制作した問題集・教材です。

これまで以上に生徒さんの学力が向上するように、当塾の方もさらに精進し続けたいと思います。