古典の多面性・須賀敦子・平家物語
今日、授業の準備をしていて、こんな文章に出会いました。 「だが、古典はいつもみがかれたダイアモンドのような多面性で私たちをおどろかせる。」 須賀敦子『遠い朝の本たち』を題材とした、桜蔭中学の国語入試問題です。 須賀敦子は…
今日、授業の準備をしていて、こんな文章に出会いました。 「だが、古典はいつもみがかれたダイアモンドのような多面性で私たちをおどろかせる。」 須賀敦子『遠い朝の本たち』を題材とした、桜蔭中学の国語入試問題です。 須賀敦子は…
当塾、指導してきた生徒さんの年齢層は、かなり幅広い方だと思います。もちろん、小学生から高校生あたりがメインなんですが、この十年間でお預かりした生徒さんには、幼稚園年長児もいれば社会人もいるという、ちょっとアナーキーな状態…
敬語は、中学入試国語でよく問われるジャンルですが、理論的に考えるとなかなか難しい分野でもあります。 <参考記事> 中学入試国語 敬語の問題 #1 中学入試国語 敬語の問題 #2 (灘中学編) 中学入試国語 敬語の問題 #…
今日はちょっとしたクイズ形式の記事にしてみましょう。近時あまり使われなくなったため、死語になりつつある動詞のクイズです。 括弧内の動詞を、意味はそのままに、別の動詞に置き換えてみて下さい。若干のニュアンス変化は無視してO…
先日、田辺聖子の『文車日記 私の古典散歩』を読みました。とても面白かったので、ご紹介。 文車日記―私の古典散歩(新潮文庫) 田辺聖子 以前から『文車日記』の存在は知っていましたが、最近、大学受験向きの古文問題集にお薦め書…
下の画像は、私が授業中に書いた説明図なんですが(下手な字で済みません)、対象としている受験生は何年生だと思われますでしょうか? 正解は小学6年生。大学入試ではなく、中学入試の問題文の説明です。より正確には、今をときめく生…
日本語の中に外国から来た言葉がたくさん含まれているのは、皆さんもよくご存知かと思います。今日は、こうした言葉に対する中学入試の態度についての覚書です。 日本語はやまとことばだけで成り立っているわけではなく、昔から外国語の…
久々に入試国語に関する話でも書いてみましょう。大学受験生の場合は読んでもらえば理解していただけるかと思いますが、中学受験生の場合は、ちょっと難しいかもしれません。大人の方が噛み砕いて説明してくださると幸いです。 入試でよ…
随分暖かくなってきました。寒いのが極度に苦手な私としては、本当にホッとする時期です。この時期、このブログのサーチワードを見てみると、「少し春ある心地こそすれ」という言葉がちらほら見られるようになってきます。 少し春ある心…
以前から何度か書いておりますが、当国語塾、冗談抜きに「日本一の国語塾」を目指しております。もちろん、生徒数や売り上げの話ではありません(それは勝負にならないと思います……)。あくまで「指導の質」の話です。 指導対象が小学…