何となく堅い話題が続いてしまいました。久々に、授業でウケてしまった珍答をご紹介しましょう。
対義語を答える問題。
不幸←→( )福
生徒の解答「赤福」
確かに、私も甘い物が好きなので、「赤福」を食べると幸せな気分にはなりますが……。正解は「幸福」です。
小学五年生の社会。中小企業と大企業の違いや、労働法の基礎の基礎を学ぶ単元があります。
私(問題に入る前の導入)
「仕事の上で、男女差別があってはならないんだけど、昔はすごく差別がありました。例えば、女性にも可能な仕事なのに、『男しかこの仕事をやってはいけない』というような決まりやムードがあったりとかね。
今はそういうこともなくなってきて、昔は『男性の職場』だと思われていたところに、女性が進出しています。
じゃあ、そういう仕事の例を挙げられる人はいるかな?みんなも生活の中で見かけたり、テレビで見たりしたことがあると思うよ。」
(こちらとしては、パイロットや電車の運転士、トラックの運転手などを想定。)
生徒(元気よく手を挙げて)
「夜のお仕事!」
プッと吹きそうになりましたが、真剣に答えてくれているので、笑うのも申し訳ない。ガマンガマン。
「う~ん、夜勤、つまり、夜の時間までお仕事する女性もめずらしくなくなったということだね。まぁ、間違いではないんだけど、誤解を招く表現なので、もうちょっと具体的な答にしましょう。例えば、電車の運転士とか。」
あと、慣用句なんかは、珍答のオンパレードです。もちろん、最初は知らなくて当たり前。大人になって恥をかく前に、間違いまくって恥をかいておいた方がいいと思います。
( )が合う
相手と気持ちがしっくり合うこと
生徒の解答「すずめが合う」
確かに、すずめが仲睦まじく遊んでいる風景が思い浮かんでいいですね。小林一茶風のセンスが光ります……って、俳句じゃないのでバツです。正解は(書くまでもありませんが)「うまが合う」。
( )をかぶる
自分の本性を隠しておとなしそうに振る舞うこと
生徒の解答「くまをかぶる」
何だか「マタギ」っぽくていいですね。熊の毛皮をかぶって、熊になりきる、そして気づかれぬよう熊に近づき、バキューン!……って、違うわっ!正解は「ねこをかぶる」です。