合格報告のお電話・合否を伺うお電話

先日、合格報告のお電話を頂戴したので、それに関する裏話を。

通塾して下さっていた生徒さんの合格校や進学先は、私達としても特に知りたい情報です。もちろん、保護者様・生徒さん側から合格をご報告下さるケースもよくあります(大変ありがたく存じております)。

ただ、内部事情を打ち明けますと、ご連絡がない場合は、私達としては結構対応に苦慮します。というのは、ご連絡のない場合は、「入試の結果が不首尾であった」という可能性が高いからです。

それはもっともな話です。一生懸命努力・勉強してきたのに、不合格だった・志望校に届かなかった、そんな話をわざわざ通っていた塾にしたいと思われる保護者様の方が珍しい。

そんな状況下で、私達がご連絡して入試結果を伺うのは、かなり無神経なことなのではないだろうか……。そうした煩悶があって、積極的にこちらからご連絡するということは、原則として差し控えています。

もちろん、「受験学年」を一定期間以上担当していた生徒さんに関しては、結果を見届けておくべき責任を感じますので、ご報告いただかなかった場合も、頃合いを見て私どもの方からお伺いするようにしています。この場合、やはり、辛い話になることもあります……。

ただ、緊張して保護者様にお電話を差し上げると、「いや〜合格していました!舞い上がってしまって、すっかりご連絡を忘れていました!」とか「もうとっくに子供自身が合格の連絡をしていると思っていました!すみません!」なんてことも(笑)。ホッ。

いえいえ、合格して下さっていたなら、私どもとしては何の文句もございません。本当に嬉しい気持ちで、ありがたく感ずるばかりです。

塾側としても保護者様にご連絡して良いのやら悪いのやら迷うことがある、ということをご理解頂ければと思います。