そろそろ繁忙期に入りつつある当塾。普段からあんまりのんびりしている時間は無いんですが、11月以降はとりわけ忙しい時期に入ります。そういう時期こそうまくリフレッシュして体調を整えておくことが大切。
リフレッシュと言えば、MotoGP(世界最高峰のバイクレース)のファンなので、全戦リアルタイムで見ています。最近は年間試合数が増えつつあり、今年ですと20戦が実施されるんですが、原則としてヨーロッパ中心のモータースポーツですので、日本で視聴する際は夜から深夜にかけての観戦になります。
ただ、年間最終ラウンド近くはパシフィック・ラウンドと称され、日本・タイ・マレーシア・オーストラリアなどでの試合になります。日本とそう時差のない国々ですので、リアルタイムでの観戦がちょっと楽なんですよね。
昨日(2022.10.16)のオーストラリア戦は日本時間で朝からの開催でしたので、Moto3/Moto2/MotoGPの全てを観戦。全排気量の試合を観るのは久しぶりです。残すはマレーシア戦、ヴァレンシア戦の二戦のみ。MotoGPが閉幕すると、当塾の本格的繁忙期突入なんですよね。そんなこともあって、最終戦が終わるとすごくセンチメンタルな気分になります(笑)。
今年の注目は何といっても小椋藍選手。現在Moto2年間ポイントランキング1位。ここまで日本人選手が活躍するのは近年稀に見る事態なので、個人的に盛り上がっております。2位の選手とは僅差なので、年間王者を獲得できるか否かは、あと二戦が決定的に重要。
前々戦は日本戦。この2年間はコロナの影響をもろに被ってしまい、3年ぶりの開催でしたので、年初より現地観戦をもくろんでいたんですが、やっぱり忙しくて無理でした。ぐぬぬ。開催される茂木サーキット、茨城県に所在するのみならず(というかほとんど福島県手前)、交通の便の悪いところとあって、関西人にはハードルが高いんですよね。来年こそは。
塾ブログなので、ここら辺から勉強に関する話に切り替えていきますね(笑)。
この日本戦で先述の小椋藍選手、本当に見事なレース展開で優勝を飾りました。モニタの前で目頭を熱くした日本人ファンは多かったのではないかと思います。勿論私もその一人。日本戦での日本人選手勝利は16年ぶりですからね。青山監督(この人こそが16年前の優勝選手)が男泣きしていたシーンも感動的でした。
そんなこともあって、小椋藍選手の話を副代表に色々としていたんですが、副代表、彼の写真を見て開口一番「あ、メンタルがすごく強い人だ」と。そうなんですよね、レース運びや試合後の表情を見ていて、以前から私もそれを強く感じておりました。
私どもも、当塾を初めて20年以上が経過しておりますし、塾や家庭教師といったバイトも含めると、相当数の生徒さんを見てきた計算になります。さすがにそれだけ色々な生徒さんを見てくれば、パッと見た感じでその子の「メンタルの強さ・弱さ」はある程度判定できます。「顔相占い」みたいな非科学的なことを言っているのではありません。上手く言語化はできませんが、顔貌や姿勢にそこはかとなくメンタルタフネスが現れるんですよね(興味のある方は後掲の小椋藍選手の映像を見て下さい)。
そして、この「メンタルの強さ・弱さ」は勉強と大きな関連性を有しています。より正確に言えば、「入試で合格をもぎ取る力」と強い関連性がある。
普段から成績が良く、模試でも成績良好、なのに本番では涙を飲む。そんなパターンは世の中を見回せば枚挙にいとまがありませんが、「メンタルの弱さ」がやはり大きな要因になっているのだろうと思います。
逆に、模試ではパッとしなかったのに、本番ではなぜか実力「以上」を発揮して合格をもぎ取ってくる人の場合は、「メンタルの強さ」があるわけです(もちろん「メンタルの強さ」だけで合格できるほど甘い話ではありませんが)。
そんなわけで、精神的なタフさを持っている人はいいんですが、問題は「メンタル弱め」の人です。せっかくの不断の努力がメンタルのせいで実らないなんて勿体なさすぎる!
「メンタル弱め」の人への私たちからのアドバイス。
それは、「自分はメンタルが強い」と思い込むことです。真の強い弱いはどうでも構いません。「自分メンタルが弱い」なんて1ミリでも考えてはいけない。その時点で負けてしまいます。「自分はメンタルが人より強い」と念じることです。そう念じても誰にも迷惑はかからない。何なら試験会場でお経のように「私はメンタル最強、私はメンタル最強」と唱えてもらっても構いません。
勿論、周囲の人達もそれをバックアップしてあげるべきです。私たちはそんな考えから、受験生には「○○さんなら行けるよ!」「○○君なら大丈夫!」といったメッセージを投げかけるようにしています。「先生が大丈夫って言ってくれたし、きっと行けるぞ!」と強いメンタルを試験場に持って行って欲しいんですよね。
そうそう、言うまでもありませんが、努力なしに合格はありません。学力向上のために努力が必要なのは当然ですが、それ以外にも「これだけ勉強したんだから絶対に落ちない」と強いメンタルを持つためにも努力は必要です。メンタルタフネスのためにも努力を怠らないで欲しいと思います。
受験生の皆さん、不安な時期だと思いますが頑張って下さいね。
【母国で日本人16年ぶりの快挙!今季3勝目】MotoGP日本GPで21歳の小椋藍がMoto2優勝 13番グリッドから驚異の追い上げ!
(映像からは分かりにくいですが、Moto2でも最高時速は300km/h近く。常人では到底コントロールし得ない速度でのレースは、メンタル面が極めて重要だと思います。)