緊急事態宣言(2021年4月末発令)について

またもや緊急事態宣言が発令されることになりました。大阪においてはこれで3度目の緊急事態宣言ですが、今までも「ここが正念場」「ここが勝負」などといったセリフを何度も聞いてきたので、もう「狼少年」のような感じになってしまっているのは否めません。

振り回されていらっしゃる医療関係の方々や、ご高齢の方々・基礎疾患をお持ちの方々におかれては、大変な時期がいつまで続くかも分からず、心理的なご負担の大きい日々をお過ごしのはず。私どもも早期収束を願っておりますが、先行きは見通せません。

今回の緊急事態宣言も塾の運営に関係してくるところですので、また運営方針を正式に決定次第、迅速にお伝えしたいと存じますが、とりあえず現時点での私どもの考えをお伝えしておきたいと存じます。


現時点(2021.04.23PM2:30)の段階では、緊急事態宣言期間は 2021年4月25日(日)〜2021年5月11日(火)とするのが政府方針とのこと。もちろん、蔓延状況によっては、延長もあり得るでしょう。

当塾は、2021年4月29日(木)〜2021年5月5日(水)をゴールデンウイーク休業とさせていただいており、その期間で事態が沈静化してくれることを願っていますが、蓋を開けてみなくては事態の推移はわかりません。

とりあえず現時点では、GW前の4月27日(火)と4月28日(水)の授業は通常通り実施、GW明けの授業については不確定なところがあるものの、原則として実施、と考えております。


その理由は、当塾が比較的感染に強い運営形態になっているということなんですが、詳しくは下記の通りです。

○ 当塾の場合、16席ほど座席があるが、宮田国語塾で受講生最大3名、完全少人数制宮田塾で受講生最大5名としているので、ディスタンスはかなり良好に保てていること(本当に「少人数制」にしていて良かったと思っています。指導の面だけでなく感染症蔓延防止にも役立つ日が来るなんて思いもしませんでした)。

○ 毎時間毎時間生徒さんが入れ替わるたび机や椅子をアルコール消毒し、頻繁な手指消毒を励行していること。

○ 教室が頻繁な換気を行いやすい形状になっていること。

○ 生徒さん達がみなマスク着用・手指消毒などのルールを徹底してくれていること(ご協力ありがとうございます)。

そんなところからの「原則として対面授業実施」です。


あとは、「オンライン授業の可否」なんですが、こちらの方針は結論をもう少し先延ばしにしたいと存じます。

宮田国語塾の生徒さんについては、いつものごとくオンライン授業もお受けできますので、お気軽にご希望をお伝えくだされば結構なんですが、問題は完全少人数制宮田塾の生徒さんの方なんですよね。オンライン授業の実施が非常に難しいんです。私どもの技術的問題はとっくの昔にクリアできているんですが、ポイントは「生徒さんがしっかりと授業を受けて学力を伸ばせるか」という事に尽きます。

各ご家庭のネットワーク状況やPC関係のリテラシー、低学年児童の集中力、生徒にわからないことが発生していることを指導者側が即座に察知しにくい状況、そばに付いていてあげられるご家族の有無、その他諸々の問題が山積みです。

この辺りは、以前も記事にまとめてありますので、是非お読みくだされば。塾関係者の方々にもお役に立つのではないかと思います。特に保護者様方へのご説明に(リンクはご自由にどうぞ)。

コロナ世代の学力低下とオンライン指導

 


ちなみに今回の大阪市の対応は次のようなもの。

(大阪市ホームページ『新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に伴う学校園の対応について【令和3年4月22日更新】』から引用)

大阪府新型コロナウイルス対策本部会議を踏まえた学校園の対応について

令和3年4月20日開催の大阪府新型コロナウイルス対策本部会議において、「緊急事態宣言」を行うよう政府に対して要請するとされたことから、政府から「緊急事態宣言」が行われた場合の対応について、次のとおり学校園における教育活動を行ってまいります。

小学校

1,2時限目は家庭にて学習者用端末でのICTを活用した学習やプリント学習等を行います。
3時限中に登校し、健康状態の確認を行い、4時限目は学校にて、家庭で学習したことについて、学習理解を深める指導などを行います。
給食を喫食し、下校します。
5,6時限目は家庭にて、学習者用端末でのICTを活用した学習やプリント学習等を行います。
保護者が家庭で監護できない場合や、留守番が困難な場合等は、1限目から登校することができます。

確実に失敗すると思います。「完全に学校活動を停止する」「通常通り学校活動を実施する」両者の「悪いとこ取り」になっていますから。子供たちには分からないところが多数発生し、全体的な学力低下が見られるのは必至でしょう。それでいて感染の危険を招く「給食」や「登下校」はそのままという……。

そういう意味でも、前回と同じく、塾の役割をきっちり果たさねばと痛感いたしております。また詳細が決まり次第、ブログやメールにてお伝えしたいと存じます。