鱓の歯軋り(ごまめのはぎしり)

ダイニングでみつけた「ごまめ(鱓)」のパッケージ。お節料理の材料のようです。

「ごまめ」がお正月の料理に用いられる理由をご存知でしょうか。「まめ」という言葉が「勤勉によく働くさま」や「身体が健全であるさま」という意味を持っているからなんですね。

もうこれ以上勤勉にはなれないので、ここらへんで勘弁して欲しいんですけどね(笑)。

早速傍らにあったペンで落書き。

「鱓の歯軋り(ごまめのはぎしり)」ということわざをご存知でしょうか。

日本国語大辞典によると、「力量の足りない者がいたずらにいきりたつことのたとえ。」何だか可愛らしいことわざです。ギリギリギリッ、いや、チリチリチリッって感じですかね。初出は1797年ということで、ずいぶん昔からある表現なんですね。

もう1パックあったので、また落書き。

「このクジラ肉おいしそうだね。」

「えっ?これ、ごまめだよ。」

「いいや、これ全部、生まれたばかりのシロナガスクジラの干物なんだよ。」

「また嘘ついてる〜。」

「いやいや、本当。12月26日に日本政府が国際捕鯨委員会(IWC)からの脱退を表明したから、今後は変わってくると思うけど、これまではクジラをおおっぴらに販売したりできなかったからね。闇で捕獲した幼クジラを、こうして『ごまめ』と称して売ってたわけ。」

「そ、そうなん?」

「うん、もちろん嘘だけどね。」

どうでもいい話ですが、シロナガスクジラって、地球上に存在する最も大きい動物なんです。全長34メートルになることもあるそうで。生まれたばかりでも全長2〜3メートルあるわけで、昔の人、よくこんな動物を捕獲しようと思ったなと。どう考えても恐いですよね。

私共は来年も「ごまめ」のようにまめまめしく働こうと思います。生徒さん達も「シロナガスクジラ」のように成長しますように。