スキージャンプ台から飛翔するバイク

いよいよ冬季オリンピックですね。って、全然興味がないので、実感がこもってませんが……。

私が冬季オリンピックと聞いて思い出すのは、次の動画。ロビー・マディスンという有名ライダーが、オリンピック会場跡地でスタントを見せるという動画なんです。バイクに興味のない人でも楽しめるんじゃないでしょうか。

Robbie Maddison’s Drop In | Skullcandy

 

モタード(オフロードバイクにオンロードタイヤを履かせたバイク)というのは楽しいバイクなんですが、あんまり売れないんでしょうね、最近は国内・海外どのメーカーも本腰を入れていない気がします。その性質上、あんまり排気量が大きくても面白くないですし、かといって250ccというのも何か物足りない。400〜500ccぐらいの軽量モタードマシンが出れば飛びつくのになあ、なんて考えているのは私だけなんでしょうか。

さてさて、モタードで颯爽と現れ出でたるロビー。めちゃくちゃ乗れてますね(プロなので当たり前ですが)。惚れ惚れします。

で、一つ目に向かうのがボブスレーのコース。あらよっと、という感じでコースに入って疾走するんですが、これがまた楽しそうなんです。

どれぐらいのスピードを出せばトラクションを失わずに済むのか分かりませんが、見た感じでは100km/h〜120km/hぐらいでしょうか。このボブスレーの方は、ひょっとしたら私のような素人でも度胸一発でできるかも、なんて気も(笑)。いや、無理か……。でも、一度チャレンジしてみたい感じは確かにします。

次のダートを走るシーンから、タイヤがオフロードタイヤに変わります。向かう先は、スキーのジャンプ台。

いやいや、ありえないでしょう!前面から見たら、斜面じゃなくて壁ですやん、これ(笑)。

これは絶対にやりたくないよな〜と思うんですが、ロビーはあっさり飛び出してゆきます。ジャンプ姿勢のこれまた美しいこと!着地も見事に決めてガッツポーズ。凄すぎ。サスペンションもしっかりと衝撃を受け止めていますが、どんなセッティングなのやら。

村上春樹がエッセイで書いていた話。ある記者が、自動車でスタント・ジャンプをする人に問う。
「どうやったらそんなジャンプができるんですか?」
「いやいや、ジャンプするのはすごく簡単なんだ。誰でも出来る。難しいのは着地なんだ。」

ごもっともです(笑)。ジャンプができても、ちゃんと着地できなければ死んでしまいますからね。


でも、考えてみると、スキーのジャンプ選手というのは凄いことをやってますよね。こうしたジャンプを生身一つで何回もやっているわけですから。

そんなこんなで、オリンピック選手には頑張ってもらいたいと思います(と無理やりな結論に持ち込む)。