前回がちょっと暗い話でしたので、趣を変えて。
生徒に計算問題をさせていると、もの凄い速さで出来る子が時々います。具体的には、そろばんが得意であったり、暗算の訓練を積んでいたりという子供達です。恥ずかしながら、計算の速さだけで見れば、私より上でしょう。
当塾では、計算については、「スピード」より「正確さ」を重要視しているので、大げさに褒めることはしていませんが、速く正確に計算できることが悪いはずはありません。
そんな塾での一コマ。
20÷6といったレベルの問題を考えて下さいね。
私「今日はあまりのある割り算をするよ。よ~いスタート!」
(ややあって)
生徒A「できた!」
その他の生徒たち「すっご~い!もう50問できたん?」
「Aってもうノーベル賞取れるんちゃう?」
冗談ではなく皆が真顔で言うので、こちらとしてはちょっと笑ってしまうんですが、勉強の気をそぐのも本意ではないので、「そうやな、この調子で頑張ったら取れるかもしれんで。皆もがんばりや~」という風に励ましております。
あと、ノーベル賞の時期によく聞かれる質問。
「先生、ノーベル賞取る人って、この割り算プリント1秒ぐらいでできるんかなぁ?」
「先生、ノーベル賞取るのと学年一番になるのとどっちが難しいん?」
みんな、ノーベル賞受賞者にもう少し敬意を持ちましょう(笑)。