豊能町の土砂崩れ・危機「十」髪

年末から続く塾の繁忙期で、出かけることがなかなか出来なかったんですが、2月も末になって、ようやく某日の午前が自由時間に。午後からは仕事ですが、天気も良く暖かい午前、あな嬉しやとバイクで散歩です。

のんびりバイクで走るのも久々だなと感慨に耽りつつ足を向けたのは、大阪北部、能勢・豊能方面。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、この辺りは本当に自然が豊かで、大阪府下とは信じられないほどです。

新御堂筋から箕面有料道路(6km程度のトンネルです)を抜けて止々呂美に出ると、その差にびっくりすること必至です。片や都会的な風景の市街地、片やかつて大阪のチベットと呼ばれたほどの山あい(お住まいの方済みません)。この落差は日本一じゃないかと思っています。

当日は例によってノープラン。上記トンネルは利用せずに池田市あたりまで出て、何となく府道423号線を北上。この道、ダンプカーが多いので、路面状況がかなり悪いんですが(小石がバラバラ落ちています)、川沿いに走っているのが良いんですよね。小振りなオフローダーだと、こういう道が楽しくて仕方ありません。

423号線で田んぼや山を縫うようにして、豊能町の役場まで進み、妙見口から野間峠へ。つい最近知ったんですが、野間峠って関西屈指の心霊スポットらしい。確かに、人もまばらで薄暗くヒンヤリした空気の場所ですが、私は全く霊感がないので、愉しさのあまりキャッキャと笑いながら走っています(笑)。ただし、当日は路肩に雪が結構残っていたので、ちょっとビビリながら走行。幽霊より凍結路の方が三千倍は怖いですからね。下記は峠を越えたところの畑の風景。歴とした大阪府下の風景です。

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野間の大ケヤキ(日本最大級のケヤキ・樹齢1000年)でしばし休憩しましたが、人っ子一人いません。まだ冬ですしね。そこからは適当な道を通って帰宅。バイク散歩、楽しすぎ。

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翌日、ニュースで土砂崩れの話をしているので、何気なく見てみると、豊能町。あれ、これ昨日通ってた道やん……。住民のご苦労を考えると笑いごとではないんですが、数時間崩落がずれていたら、今頃私は土の中です(笑)。

建設残土崩れ、200メートル道路ふさぐ 大阪・豊能町:朝日新聞デジタル

何でも、「土砂が幅約200メートル、高さ2〜3メートルにわたって府道を覆った」とのこと。埋もれたら、モグラみたいにモコモコと地表に出てくる……なんてやっぱり無理なんでしょうね。土砂の衝撃自体が凄いでしょうし。

自分が幸運なのか不運なのかよく分かりませんが、今までに何度もこういうケースに遭遇した事があります。昨年は某所の高速道路を走っていて、帰宅してからニュースを見ると、老人の自動車が高速道路を逆走し正面衝突事故を起こしたとの話。それ、今さっき走ってた道やし……。1時間程度の差でセーフ。

これも昨年ですが、某トンネル内での話。トンネル内で渋滞に遭ったんですが、なんとなく嫌な予感がして、渋滞最後尾に付けるのを避け、路側帯を通って少し前に出ました。私はバイクでいわゆる「すり抜け」をしないんですが、その日は直感的にヤバそうな感じがしたんだろうと思います。直後に後ろの方で「ドガン!」「ドガン!」「ドガン!」と連続してもの凄い音。ありゃりゃ、玉突き事故です。セーフ。

そんなこともあって、私は自分の直感を重んじるタイプ(笑)。でもやっぱり何より大切なのは安全運転・予測運転ですよね。無事にブログを書いていられて本当に良かったです。危機一髪とまでは申しませんが、危機「十」髪ぐらいだったかなと。

ちなみに、中学入試で良く問われるんですが、「危機一」は間違いです。それは「黒ひげ危機一発」というゲーム。この四字熟語は「髪の毛一本程度のごくわずかな違いで、危機に陥るかどうかの瀬戸際」という意味ですから、「危機一」が正解となります。

ふぅ、何とか塾ブログらしくまとめられたかな?