息子の今年の漢字

12月のこの時期、忙しくてなかなかブログにまで手が回りません。どんな業界も忙しい時期だとは思いますが……。ともあれ、年末年始は少しお休みを頂く予定なので、あと十日間ほどは倒れないように頑張りたいと思います。

先日、小三の息子が、学校から出題された宿題を私に見せに来ました。何々、「あなたの今年の漢字一字を選んで文章を付けましょう」面白そうな宿題じゃないですか。

例年、日本漢字能力検定協会がその年の世相を表す「今年の漢字」を選定し、清水寺で発表していますが、今年2013年の漢字は「」。オリンピックの東京招致が成功したことによるんでしょうが、私の趣味からすると「二輪」、息子の趣味からすると「四輪」と読むことになります。勝手に色々解釈できるのが漢字のいいところ。

さてさて、息子の宿題相談です。

「ねえねえ、どんな漢字がいいかな?」

「自分で考えなさい。でも、アドバイスするなら、やっぱりこれかな……」 (『米』と書く)

「なんで『米』なん?」

「と、見せかけて、下に『異』を書くと……」

「それ『』やんか!そんなん宿題に書かれへんやんか〜。」

「いやいや、横に『今年もクソみたいな世の中だったぜ!』とか書いとけばパンクな感じでええんとちゃうかな?」

「あかんに決まってるやんか〜、他の何かない?」

「じゃあ、『鹿』と書いて……」

「あ、そう言えば遠足は奈良公園やったし、いいかも。」

「と、見せかけて、下に『金』を書くと……」

「何この字?なんて読むの?」

「『』と書いて「みなごろし」と読むよ(注:本当です)。ヤンキーが大好きな字。」

「余計にあかんやんか〜。それに今年と全然関係ない漢字やし。」

「いやいや、滝川クリステルっていう人が、『み・な・ご・ろ・し』って言ってたやろ。チェーンソーをもってIOCの委員を追いかけ回してたのをニュースで見たよ。」

「それ、ジェイソンやんか〜。もうちょっと真面目に考えてよ〜。」

「そしたら、これはどう?『岡』と書いて……」

「おか?なんで?」

「と、見せかけて、横に『刂』を書くと……」

「あっ!『剛田武』の『』!」
(注:ジャイアンの本名。小学生にはポピュラーな名前です。)

「いや、それこそ2013年と無関係やん。パパが考えたのは『剛力彩芽』の『剛』。お前、剛力彩芽のイベントを見に行ってたやろ。」

「そう言えばそうだった!ママ〜、今年の漢字『剛』にしていい?」

で、妻からは真面目にやれと私共々叱られまして……(笑)。仕切り直し。

「じゃあ、『』でどう?『能年玲奈』がブレイクしたから。」

「(何か考えた風で) わかった、それにする。」

しばらくして息子の宿題ノートを見せてもらうと、下記の如し。

「ぼくの今年の漢字は『能』です。漢字能力検定を受けて、漢字の能力を高められたからです。」

何、この真面目くさった文章(笑)。入試じゃないんだから、丸つけして下さる先生をもう少し楽しませて差し上げるべきだと思うんだけどなあ……いや、マジで。