暗記・ゴロ合わせに関するメモ

人間誰でもそうだと思いますが、興味のないものはなかなか覚えられません。「じゃ、興味をもてばいい」なんていう優等生的なアドバイスは何の意味も持たないでしょう。大体の場合、興味が持てないから覚えられずに困っているわけです。

私の場合、食べ物や服装については全く興味が湧かないので、名称を覚えることが結構困難です。「名前忘れたけど、なんか甘くて表面の堅いお菓子あったやん?売り場の人が、なんか茶色でぼわーっと広がった感じの服着てたやつ。あれ、出してくれへん?」かなり頼りない(笑)。でも、日常のコミュニケーションで困ることはありません。興味範囲に関してはちゃんと覚えられるので、個人的には問題ないと思っています。ん?ひょっとして、周りが気遣ってくれているだけ?

さて、興味があろうが無かろうが、覚えにくいのが数列などの無機的な文字列です。おおまかな数字の大きさを覚えておけば良いという場合は、それほど難しくありません。例えば、日本の人口なんて毎日変動しているわけですから、正確な数字を覚えようとしても意味はありません(そもそも正確に測定すること自体が困難だ)。だいたい1億2千万人から1億3千万人の間ということだけ覚えていれば十分です。

大まかな数字を覚える際のポイントもお伝えしておきましょう。

それは上2桁だけを覚えるということです。それより下の桁は重要性が乏しいので利用価値が一気に減じます。例えば、体重は◯◯kgというレベルで覚えておけば十分で、少数点以下は時々刻々変化する部分です。学校の定期テストの総得点や学校の偏差値なんかも上から二桁だけを把握しておけば十分だと思います。

そのルールで行くと、円周率は「3.1」で十分だということになりますが、実際、日常生活上それで困ったことは一度もありません。学校教育では「3.14」が使われていますが、別に「3.1」でも構わないと思っています。逆に計算練習のために「3.1415」でも構わないとも思っています。

さて、問題はしっかり全桁を覚えねばならない場合です。例えば歴史の年号など。これはやっぱりゴロ合わせでいくしかないでしょう。「なんと見事な平城京→710年」といった類です。

無機的な文字列は人間が理解・暗記しにくいものであるため、日常用いられる自然な言語に落とし込もうというわけですが、このゴロ合わせにも色々なレベルがあります。

もちろん「完全に自然な言語にする」というのが一番いいんでしょうが、いつもそこまでのゴロ合わせが準備できるとは限りません。その場合、私は「不完全なゴロ合わせで覚える」という方策を取っています。

例えば、承久の乱は1221年。私の場合、「いにに〜いにに〜承久の乱」と覚えています。中学生の頃からそういう風な覚え方をしてきたんですが、周りの人にはよく笑われました。

「なあなあ宮田、承久の乱の年号ってお前どうやって覚えてんの?」

「ん?『いにに〜いにに〜』って覚えてるよ。後鳥羽上皇って、『いにに〜いにに〜』って感じがするし。」

「はぁ?どこがゴロ合わせやねん!それに後鳥羽上皇はそんな感じせーへんやろ!(笑)」

まぁ、気に入った人だけでも、「不完全なゴロ合わせで覚える」という方策を取ってもらえれば。

というわけで、数字を見るとついついゴロを考えてしまう癖があるんですが、先日、町で見かけたぬいぐるみ。

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お前、可愛い顔してヤクザだったのか!(笑)