本日(2011.02.18)の朝刊に、大阪府立高校2011年前期入試の競争倍率が掲載されています。
やはり注目は新設の文理科です。北野、茨木、大手前、四條畷、高津、天王寺、生野、三国丘、岸和田、豊中の各高校に設けられた文理学科は、各校とも定員160名。もちろん、学区制度は撤廃されています。
旧学区トップ校を受験する予定の中学生にとっては、2回のチャンスが与えられるわけですが、事実上、上位半分の選抜ということになりますので、倍率は結構な数字になっています。文理科平均で3.01倍。
各校文理学科の確定倍率は次の通り。
学校名 募集人員 志願者数 競争率
北野 160 377 2.36
豊中 160 606 3.79
茨木 160 592 3.70
大手前 160 345 2.16
四條畷 160 619 3.87
高津 160 516 3.23
天王寺 160 403 2.52
生野 160 455 2.84
三国丘 160 411 2.57
岸和田 160 490 3.06
倍率順(志願者数順)に並べ換えると、
学校名 募集人員 志願者数 競争率
四條畷 160 619 3.87
豊中 160 606 3.79
茨木 160 592 3.70
高津 160 516 3.23
岸和田 160 490 3.06
生野 160 455 2.84
三国丘 160 411 2.57
天王寺 160 403 2.52
北野 160 377 2.36
大手前 160 345 2.16
四條畷、豊中、茨木、高津あたりが高倍率です。北野、大手前、天王寺、三国丘の競争率は意外に低めですね。特に、府立高校の中で最もネームバリューの高い北野高校はもう少し高い競争率になると思っていましたが……。通学の便などを考えて、どの受験生・ご家庭も近隣志向になっているのかもしれません。
個人的には賢明な選択だと思います。現役で大学に進学しようとする際、学校が近いということは、勉強時間や疲労の面から、大きなアドバンテージになります。私の場合、高校(高津高校出身です)の方が中学校より近く、始業時間5分前に家を出ればOKという状態だったんですね。とても助かった覚えがあります。ちなみに、各学校の授業内容の質は、ほとんど差がないと考えておいてよいでしょう。
ちょっと脱線しましたが、前期入試を受ける受験生は、来週2月23日の試験、頑張って下さい。
<参考記事>
大阪府立高校後期入試の競争倍率(2011年後期・確定版)