雨の日のプール

妙に忙しい日が続いているんですが、たまにはブログも更新しないといけませんね。

台風一過、一点の曇りなく空は晴れ渡り……、と言いたいんですが、台風4号通過後もグダグダの天気が続いています。梅雨時なので仕方ありませんが、塾に来る生徒達のことを考えると、早く好天気になって欲しいところ。

ただ、個人的には、この時期の豪雨は悪いものではありません。


私のように塾を営む者は、仕事の中で身体を動かす機会が全くと言ってよいほど無いんですが、それでは身体がなまり放題です。健康を維持できなければ、自分や家族が困るだけではなく、生徒や保護者さんにもご迷惑をおかけすることになってしまいます。「芸能人は歯が命、塾運営者は健康が命」と昔から言いまして(ウソです)、適度な運動で身体の調子を整えておかねばなりません。

幸い、身体を動かすのは嫌いではありませんから、空いた時間に何らかの形でトレーニングをするんですが、特に楽しいのは水泳です。小さな頃から泳ぐのが好きで、泳ぎもまぁそれなりに達者な方なのです。

ただ、スイム・トレーニングの難点は場所(プール)です。家に25mのプールがあればいいんですが、そういう訳にもいきません。いくつかの練習場所を確保してはいますが、それぞれに長所短所があります。朝早くから夜遅くまで営業しているかわりに、混雑していて水の透明度が低いプール。水が綺麗なかわりに、泳力別にコース分けされていないため(そういうところに限って追い越し禁止だったりする)、思い通りにトレーニングできないプール。某プールは、なぜか泳ぎを教えて欲しいと懇望してくるご老人が多くて閉口。教えるのは仕事だけで十分、トレーニングの時ぐらい、好きに泳がせて欲しいっす(笑)。

当塾の近所には、6月から9月にかけてだけ営業している50メートルの市営屋外プールがあります。小中学生の夏期休業時になると、「芋の子を洗う」状態になってしまいますが、それ以前のこの時期は、比較的トレーニングに適した状況。屋外ですから水温が激低のこともあるんですが、練習にはむしろいい状況です。

特に豪雨の日なんかは、トレーニングに最適です。そんな日に好き好んで泳ぎに来るのは、真剣にトレーニングしようという人だけでして、真面目なクラブ活動のようなムードが漂っています。より正確には、私を含めたおバカなスイマーの集まりと言っていいでしょう(笑)。まぁ、だだっ広いプールに3~4名なんですけどね。

何年前だったか、大雨警報の中泳ぎに行くと、客が私一人だったことがあります。50メートル先が豪雨で霞むようなレベルだったんですが、トレーニングには何の問題もありません。50m×25mのプールを一人占めして最高の気分。ニコニコとトレーニングに勤しんでいたんですが、3人ほどいた監視員は皆浮かぬ顔。「お前さえいなければ、こんな雨の中監視しなくて済むのに~!」ということなんでしょうが、あえて空気は読まずにトレーニングです(ちゃんと市民税払ってるし……)。もちろん、副代表には、こんな日に泳いでいるバカはあんただけだと嘲笑されました(笑)。

そんな調子で、台風4号の日も、仕事前にしっかり豪雨の中を泳いできました。最近は、距離やスピードにはこだわらず、ブレス回数を段階的に落とすことをテーマにしているんですが、これ、なかなか奥が深いんですよね。1ストロークに2ブレス→1ストロークに1ブレス→2ストロークに1ブレス→3ストロークに1ブレス→(中略)→8ストロークに1ブレスという風に落としてゆくと、クラクラ来るんですが、心肺機能の向上が感じられるんですよね……、って、マニアックすぎましたでしょうか。