アンパンマン・ダンス

6月到来。梅雨が早く終わって欲しいですね。まだ始まってないですけど……。

さて、当塾では授業動画を(非公開で)YouTube配信する機会がよくありまして、その際、カテゴリーは便宜上「こども向け動画」としています。そのせいか、「以下の動画は『こども向け』として適切だと思われますか」みたいなアンケートが時々表示されることがあります。

正直、そんなのどっちでもいいんですが、一応回答ついでに副代表と見て、かなり受けたのが次の動画。

アンマンパンのダンスに吹いたら負け〜

正直、かなり「吹き」ましたが、それは敬意を込めての笑いです。こども相手の仕事と軽んじることなく、全身全霊で踊るアンパンマンに脱帽する思い。

キレっキレの身体の動き、観客へのアピール、観客席にいる大人も少なからず感銘を受けたのではないでしょうか。そうですね、劇団四季のトップ団員が中に入っているといわれても納得するレベルとでも言いましょうか。副代表と「プロの仕事だよな」と感心しました。

一方、こんな動画もあります。

踊れないカレーパンマン

カレーパンマン(向かって一番右の黄色いキャラ)に注目して下さい。
「君、全っ然踊りを覚えてないやろっ!」と言いたくなること必至です。

私、子供の頃から踊り系がからっきしダメでして、体育のダンスの時間、文化祭のフォークダンスの時間なんかは、とても苦痛でした。「宮田っ!マジメにやれっ!」と先生に叱られる。こう見えても最大限まじめにやってるんですけど……。まあ、一人だけ違う動きをしてしまって悪い意味で目立っていたんでしょう。

なぜか身体の動きって全然覚えられないんですよね。言葉だとすらすら覚えられるので、何か脳の構造的な問題なんでしょうか。いつも「右・右・90度・後向く・足を引く……」みたいな感じで、言葉に直して覚えていたというどん臭さでございます。

ある程度悪知恵が付いてくると、「うまい人の振り付けを見ながらリアルタイムでマネをする」という手法が編み出されてくるわけですが、鋭い先生だと「人の踊りを見てマネするな!」と叱られる。「これぐらい見逃してくだせえ、お代官様」と思うんですが、なかなか許してもらえない。まあ何となく適当にやり過ごして学生時代を過ごしておりました。

そんなわけで、このカレーパンマン、大いに共感を覚えます。かぶり物を着ているのに、アンパンマンの動きを凝視しているのが分かりまくる(笑)。

多分、カレーパンマンの中の人が病気になったかなんかで、急遽「おまえカレーパンマンやれよ」と役を振られたんじゃないでしょうか。「いや、おれ、振り付けわかんないっすよ」「いいからいいから。こども相手のショーだし、誰も真剣に見ちゃいね〜よ」「は、はい……」みたいな。

笑いまくっておいて言うのもなんですが、カレーパンマンの中の人に同情します。