今日は顔面に関係する難読語をいくつか取り上げてみましょう。一般の方は読めれば大したものですが、漢検1級を目指す人は全部書けるようにしておきたいところ。
「面皰」
<ヒント>
私のような年齢になるとほとんど出来ませんが、思春期の男女の顔には時々これが見られます。
<正解>
にきび
「黒子」
<ヒント>
これは漢字のイメージから類推できそうですね。ほんとに小さなパーツですが、これ一つで不思議なことに顔のムードは結構変わります。泣き○○○、付け○○○なんて言葉も作れます。
<正解>
ほくろ
「痣」
<ヒント>
体の一部をひどくぶつけるとできます。私もつい最近ふくらはぎに作ってしまいました。顔にあるとちょっと気になるかも。「黶」とも書きます(あんまりヒントになっていないかも)。
<正解>
あざ
「痘痕」
<ヒント>
天然痘にかかって治ったあと、皮膚に残る小さなくぼみ。
<正解>
あばた
「靨」
<ヒント>
「痘痕も○○○」という諺が有名です。これがある女性はちょっとかわいらしいですよね。
<正解>
えくぼ (「笑窪」とも書きます)
「雀斑」
<ヒント>
主に顔にできる褐色の小さな斑点。
<正解>
そばかす
ネットでニュースを読んでいて、たまたまこの言葉を見かけたので、副代表に聞いてみます。
「なあなあ、この熟語読める?」
「う〜ん、どこかで見たことがあるんだけど……。」
(メロディをつけて)「気〜にっしないわ〜」
「分かった!『そばかす』!」
このネタが分かるあなた、さては昭和生まれですね?(笑)
私達が幼い頃、「キャンディ・キャンディ」というテレビアニメがありました。おそらく小学生女子をメインターゲットにした作品だったとは思うんですが、男子も結構見ていたのではないかと思います。昔は今と違って娯楽が多様化していませんでしたからね。
そのオープニングの曲が、なかなかインパクトのある佳曲なんです。私と同世代ならほとんどの方が覚えているのではないかと思います。副代表は小学生の頃、友人にせがまれて何度もピアノで弾いていたとか(笑)。
キャンディ・キャンディ OP
大人になって冷静に聴いてみると、この曲すごいんですよ。プロの仕事そのもの。
まず、イントロとエンディングがチェンバロ。バロック音楽かよ。1分強の曲なのに、長調→短調と転調したあと、また最後に長調に転調。メリハリあることこの上ありません。
歌詞も今の世の中に響くものです。雀斑なんて気にしない、鼻ぺちゃもお気に入り、太っちょだって気にしない(二番に出てきます)。ルッキズムを笑い飛ばすこの軽やかさ。私が大ファンの「CHAI」はよくルッキズムをテーマにした曲を歌うんですが、この曲をカバーしてほしい、マジで。
コメントを読んでいくと、アニメ主題歌で初めて売上100万枚を超えたとの由。宜なるかな。ほんと名曲だ。
最後の「泣きべそなんてさよなら」と「 ね!」の間に置かれている一瞬の空白も絶妙なんです。この一瞬が主人公キャンディの活発さを暗示し、曲に躍動感を与えているんですよね。この一瞬があるかないかで曲のムードは大きく変わります。
昨日はあまりにも懐かしくて、副代表に向かって、「泣きべそなんて さよなら ね!」とウインクしながら何度も歌ってウザがられたんですけどね。皆さんもぜひ大声で歌ってください「ね!」