休むのは墓に入ってから?

正月明けからは入試直前対策でひたすら授業授業の毎日でした。それも昨日で一段落。2020年は、1月18日(土)が関西圏中学入試初日&大学入試センター試験初日なのです。

当塾としては、(例年のことですが)もうやれることは全部やり切りました。あとは受験生の皆さんが持てる力の全てを発揮して、難関を突破されることを祈るばかりです。心より応援いたしております。

ここらでちょっと一息と言いたいところですが、この稼業、そんなに甘くない(笑)。当塾では2月から新学年が始まりますので、入試対策期間終了をお待ち頂いていた方々の体験授業や、新規ご入塾方々の面談が目白押しです。なかなか心休まる暇がありませんが、新しい生徒さんと出会うのは我々の喜びでもあります。来期も各生徒さんが学力を向上させて喜べるように頑張ろう!

それに加えて今年は小学生教科書の大改訂が待ち受けておりまして、「完全少人数制宮田塾」の方では、新規テキストの選定やら検討やらに追われています。こちらの方では小学1年から小学6年までの国算理社英を指導しておりますので、かなりの量が……。しかも当塾の場合、一人一人のニーズや学力に応じて教材を変えているので、もう組み合わせ無限大。

ただ、そのおかげもあって、皆に提出してもらった2学期の成績は、かなり良好でした。地道にコツコツと勉強してくれていた子達が、しっかりと通知簿の成績を上げてくれていると、本当に私も副代表も嬉しいんですよね。もちろん、成績が横ばいだった子もいますので、あまり大げさに褒めたたえたりはしませんが、心の中では少し飛び上がっています(笑)。これも塾稼業をしていて最も嬉しいシーンの一つですね。

で、新年度が始まったら楽になるかというと、まだまだ大きな雑務の城が聳えたっているのでございます。確定申告・税務処理という難攻の城が。

確かに塾を法人化すれば決算期をもっと手の空いている時期にできるんでしょうし、実際、(法学部卒なので)法人化することも理屈の上では別段難しいことではないんですが、それだけのことでさらに莫大な雑務が発生するのでは本末転倒です。そんなことする間があったら、生徒さんの学力向上に役立つ作業をするか、または遊んでいるかの方がいいなあと。

てなことを書いていて、ふと思いだした言葉。

There’ll be plenty of time to rest in the grave.
(休む時間なんて墓に入ればたっぷりあるさ。)

これって誰の言葉だったかなと思い、今調べてみたんですが、ポール・エルデシュ(有名な数学者)の言葉だったんですね。つい最近、「エルデシュ数」(Wikipediaによると、「エルデシュ自身のエルデシュ数を 0 とし、彼と直接共同研究した研究者はエルデシュ数が 1 になり、エルデシュ数が n の研究者と共同研究した研究者は n + 1 のエルデシュ数を持つ」と定義される概念)にちょっと興味を持って調べていたので、今年は何かエルデシュ先生が憑依してくださっているとか?

「読解」というほどのことではありませんが、この言葉の本当に言わんとすることは、死んだ後のことではないはず。「生きている貴重な時間・人生を浪費せず全力で働け」というのが真意でしょう。

エルデシュ先生、半ば反感・半ば同感であります(笑)。