※ 2017.06.29 追記致しました。
前回の記事を書いてからも、ツバメのことが気になって、外に出るたび写真を撮っていたんですが、たまたま親ツバメが戻ってきたところを撮影することに成功しました。
見事に4羽が餌を求めているところを撮影できました。雛ツバメもずいぶん成長して、親とあんまり変わらない体格になったなあ。そろそろ巣立ちの日も近い。
あいかわらず、道行く人も楽しそうに眺めていきます。自分たちを投影するのか、多くの親子連れが立ち止まって、あれこれ話していたり、写真を撮っていたり。
昨日、外に出た際になにげなく巣に目をやると、雛が一羽しかいません。ひょっとして巣から落下したのか?巣の下を見ても雛は見当たりません。ああそうか、3羽は巣立ったんだ!よかったよかった。
残された1羽は心なしか不安げ。俺だけ残してみんなどこいったんだよとでも思っているのか、鳴き声が小さい。
でも、この雰囲気を見る限り、大丈夫でしょう。お腹が空いて自然に飛び立つのか、親が初飛行を促すのかは知りませんが、もう十分に自力飛行ができそうです。
生徒さんを見ていても、時々いるんですよね。実力は十分あるのに、なにか自信なさげで引っ込み思案な子が。私もそういうタイプでしたので、シンパシーを覚えるんですが、成長後もそのままだとは限りません。私などは心臓に毛が生えたような厚かましい人間に成り果ててしまいました。どこでどう間違ったのやら(笑)。
このちょっと取り残され感のあるツバメも、図太くしぶとく生き延びて、過酷な渡り(渡りに耐えて生存できる若鳥の率は1割に満たないらしい)に耐えて欲しいなと思って見ています。
猛禽に襲われて落命したり、見渡す限りの大海原に骸をさらしたりせず、君が生き延びんことを祈る。幸運あれ!
<2017.06.29追記>
上記の記事を書いた日の昼ごろ、巣を見に行ってみると、最後の1羽もいなくなっていました。1日遅れで巣立ったようです。よかったよかった。
私が見る数時間前に、家の者も巣を見たんですが、雛が1羽もいなくなった巣の前を、親鳥らしきツバメが何度も周回していたとの由。もしかすると雛鳥なのかもしれませんが、本当に親鳥なら子供の巣立ちをチェックしに来ているんでしょうか。子のある私には、親鳥の行動の意味がよく分かる気がします。
例年、ツバメ夫婦の子育てストーリーを見て楽しませてもらっていますが、今年ほど充実した育児をする夫婦ツバメ・元気に育った雛鳥はまれです。本当にいいものを見せてもらったなあと家族で感慨に浸ることしきり。