真田幸村・真田六文銭

もう4月ですね。新学年・新年度とくれば「桜」なんですが、今年は花見も難しそうです。せめて週末が雨でなければ、来週ぐらいに花見を楽しめそうなのに。

今年はドラマ「真田丸」の影響でしょう、当塾近辺でも観光客らしき人々や歴女(レキジョ)らしき人々が歩いているのをよく見かけます。当塾近辺は「真田山」と呼ばれる地でして、真田幸村が大坂の陣の際に砦を築いたところです。最期の地も同じ天王寺区内でそう遠くありません。

そんな縁で、私の母校は「真田山小学校」と名付けられているんですが、私が通っていた頃から今に至るまで校章は「真田六文銭」をモチーフにしたもの。真田六文銭というのは、色々説があるようですが、私の理解では「三途の川の渡し賃である六文=戦における死の覚悟」。確か司馬遼太郎がそんな内容のエッセイを書いていらっしゃったように思います。赤備えの真田兵が六文銭旗を掲げて現れると、敵兵はみな怖気を震ったとか。

これ、今思うと校章には不適なんじゃ……(笑)。

平和な時代の小学生の通学帽に貼り付けられた「六文銭」を見て、真田幸村も笑っているかもしれません。私のイメージでは、幸村って小柄だけれど、どことなく侵しがたい威厳を持ったいぶし銀のような男。大声を上げなくとも、周囲の人々がその威儀や知性にかしずくというような。

いや、以前夢の中に出てきた真田幸村と話した経験があるんですが、そういう感じの人だったのもので……。幸村氏に木村重成に似ていると言われる夢だったんですが、これって単なる願望ですよね(笑)。ちなみに木村重成の墓は、妻の実家の傍にありまして、ちょっと浅からぬ縁を感じたり。

うむ、拙者、新年度も頑張るぞよ。