検定試験ブームとロック検定

最近、本当に色々な検定試験がありますよね。

英語検定・漢字検定といった有名な検定試験もありますが、その一方でマイナーな検定試験が腐るほどあります。ご当地検定と呼ばれる観光地に関する検定試験なんかも、雨後の筍のように生まれています。

一月ほど前、書店で広告を見かけてビックリしたのが、
ロック検定」。

そもそも、ロックって「無骨な反社会的カルチャー」というイメージの音楽だと思うんですが、そんなジャンルすら勉強・検定の対象にしてしまうところがいかにも日本らしいなぁ、と。

主催のMTVジャパンから参考書も出版されているようで、なかなか本格的です。

いったいどんな問題がでるんだろう、とチラシを手にとって見ると、1級の問題でも意外に簡単。一瞬、受検してみようかという気になりましたよ(笑)。

今、ホームページを見てみると、こんな感じの問題です。

Q.AC/DCのヤング兄弟の弟アンガス・ヤングのライブでの格好は??
A.ランドセルを背負って小学生服の格好

アンガス・ヤングはオージーには珍しく小柄な人なので、小学生ルックがよく似合うんだよなぁ、やっている音楽は本格的なブギロックなのにその落差が楽しいんだよなぁ…。

Q.「マイ・シャローナ」の世界的大ヒットでビートルズの再来と謳われたバンドは?
A.ザ・ナック

一発屋も良いところで、歴史的価値から言ったらナックなんてビートルズの10000分の1ぐらいだろ、まだNazz(ナッズ)の方が後世への影響は大きいだろ、エド・はるみが踊るときにこの曲のリズム部分を使っているけど、許可を得ているんだろうか…。

どうでもよい話ばっかり思い出してしまいます。そりゃ30年も音楽を聴いていれば、ウンチクだらけでして。

1級だったら、もっと難しい長文記述問題なんかを出せば面白いかもしれません。
「1970年代、英国に起こった所謂パンクムーブメントと、米国東海岸の芸術思潮の関連を、具体例を挙げつつ800字程度で述べよ」とか。
採点が大変すぎて無理でしょうかね。そういう問題が出題されるなら、受けに行ってみたい気がします。