YouTubeと理科映像

前回の「あられ・ひょう」の映像もそうなんですが、YouTubeには、勉強に役立つ映像が結構投稿されています。

今、小学5年生の理科では「種子の発芽・植物の成長」あたりを勉強していますが、結構間違うのが、「芽と根のどちらが先に種子から出てくるか?」という問題。

答えは「根」。

先に芽が出てしまうと、地下で支えてくれる部分がないので、すぐに倒れてしまう。それは植物にとって「死」を意味する。加えて、水を吸い込むことは生きる上で何よりも大事。だから根から先に出てくるんだよ、と教えているんですが、下のような映像を見れば、おそらく直感的に理解してもらえるでしょう。学校の教科書で扱っているのは「インゲンマメ」「トウモロコシ」なので、そういう意味でもピッタリです。(BGMがカントリー風なのはトウモロコシ栽培→田舎の連想?)

トウモロコシの発芽(微速度撮影)
Time lapse fast growing corn, roots and leaves growing

ただ、教室には映像機器を置いていないので、生徒には映像を見せていません。ここまで簡単に映像が入手(閲覧)できるようになってくると、何かしら機器を用意することも考えた方がいいかもしれません。

「根から先に作らないといけないのは人間も一緒。人間の『根』にあたるのは、今みんながやってる『勉強』やで。みんなもしっかりした『根』を作っとかんと、簡単に倒れてしまうよ。」

なんだか啓蒙的ですが、授業ではそんなメッセージも伝えるようにしています。