よく似た慣用句の話です。
「目を剥(む)く」と「目を皿のようにする」の違いは分かりますか?身体の動作的には同じようなものに思えますよね。(西川きよしさんみたいな目になる感じ?) しかし、意味は大きく異なります。中学受験レベルの知識ですが、意外に盲点になっているかもしれません。
「目を剥く」は、怒ったり驚いたりして目を見開くこと。
「目を皿のようにする」は、懸命に探し求める様子。
慣用句は少し抽象的なところがあるので、できるだけ例文を通じて覚えることを勧めていますが、こんな例文はどうでしょう。
・きよしは、遅刻してきたやすしに、目を剥いて食ってかかった。
・きよしは、目を皿のようにして、楽屋の隅々まで探し回った。
例文は「きよし」じゃなくても構いませんけれど…。