日本語検定1級合格 #2

<1級合格の意味>

今回の試験は47190人が受検、うち1級(社会人対象)受検者は735人。1級受検は2級合格が前提となるので(この点はあとで詳述)、受検者が少ないようです。

1級合格率は20.5%ということなので、1級の合格者は150名程度でしょう。(前提となる2級の合格率が23-31%程度、積算して考えた場合の1級合格率は5~6%程度。)

80%の得点率で合格となりますが、私は合格ラインを遙かに超えていたので、かなり上位で合格しているんじゃないでしょうか。席次が発表されるわけではないので、正確なところは分かりませんが。秘かに満点を目指していたのに、間抜けな間違いを数点してしまったのが悔やまれます。

別に自慢したいわけではありません。国語専門塾を運営している以上、このレベルの検定試験に合格するというのは当然の話で、合格できなかったらほとんど切腹モノです。

ちょっと大げさですが、それぐらいの意気込みで自己研鑽および指導にあたっているとご理解いただければ幸いです。

1級に合格することが、日本語に関して能力抜群であることを意味しているかというと、決してそんなことはありません。合格が意味するのは、あくまで「日本語の基礎的な知識・運用能力がある」というところじゃないでしょうか。「とりあえず日本語のスタートラインには立っているよ、そこぐらいなら保証できるよ」そういう感じです。

英検1級やTOEIC950点超を取ったからといって、英語の達人であることを意味するわけではなく、あくまで「英語のスタートラインには立てている」ことを示すに過ぎないのと、ちょうど同じことです。

続きます。