ひらがなマシン

息子の遊び道具の一つに「ひらがなマシン」があります。50音のキーボードが付いており、押したとおりに発音してくれるという玩具です。

当方で購入したり、親類にいただいたり、お下がりをもらったり、という感じで、我が家にはこうした類の玩具がいくつかあるんですが、どれもよく考えて作られています。

濁音(がぎぐげご)や半濁音(ぱぴぷぺぽ)、拗音(きゃきゅきょ)や促音(っ)などもちゃんと発音してくれますし、簡単な録音機能もついています。中には問題出題機能の付いているものも。

話は少々飛びますが、外国人が日本語を学ぶ際、もっとも大きい障壁になるのは「文字」だと聞きます。日本語を真剣に学ぼうとすると、ひらがな、カタカナ、漢字を習得せねばなりません。その上、漢字に関しては読みが複数あり(中国語や韓国語は原則として漢字の読みは一つ)、送りがなまで覚えねばならない。普通の人なら、日本語を学習したいとは思えないんじゃないでしょうかね。少なくとも私なら、あきらめて別の言語を学ぶことにしてしまいそうです。

先述の「ひらがなマシン」、日本語を学ぶ(変わった、いや、偉い)外国人の勉強ツールになるんじゃないでしょうかね。子供向きということで安価ですし。

私の息子も、現在のところ母語を獲得してゆく段階なので、しょっちゅうこうした玩具で遊んでいます。

私(遊んでいる息子を横から見て)「動物をやってみてよ。」

息子(ひらがなマシンで)「う・さ・ぎ」

私「上手上手。他には?」

息子「ら・い・お・ん」「く・ま」「ね・ず・み」

私「うまいうまい。じゃあ、好きなのやってみてよ。」

息子(迷いながら)「や・さ・い・も・た・べ・な
あ・か・ん・よ」

私「う、うん、確かにそうやな…。」

野菜があまり好きではない私を、ひらがなマシンで説教しているつもりのようです…。