塾で使っている小学生用の英語教材に「film(フィルム)」という単語が出てくるんですが、この単語を知らない生徒が増えてきました。「せんせ〜、フィルムって何?」
かつてのようなフィルムを使うカメラは、どちらかというとプロまたは趣味人のものになっていますから、無理もありません。私のような一般人はデジタルカメラを使うようになって久しいですよね。
私がデジカメを利用しだしたのは、かなり早かったと思います。電子機器大好き人間なのです。20年ほど前、カシオの汎用機を利用し始めた頃は、周りに「物好きなヤツ」「またいいオモチャを買ったね」と言われておりました(笑)。確かにスペックは低かったので、ある意味当たってはいるんですが、スペックなんて大した問題ではありません。「気軽に撮れてコンピュータ上で管理できるという利便性に勝るものはない、もう少しすれば誰もフィルムなんて使わなくなるよ」と言っては鼻で笑われていたのでした。
時は流れて2012年。上述のように、デジカメ以外のカメラを使っている一般人を見つけるのが難しいぐらいの時代になりました。私自身、カメラの画質自体にはそれほど興味がないため、適当に安いものを見繕って利用するというスタイルに落ち着いています。うん、いい時代だ。
そんなわけで、それほど欲しいデジカメってないんですが、唯一の例外が「GoPro」です。簡単に言えば、耐振動性や防水性が高く、ワイドな画像・動画が撮影できるデジタルカメラで、極端な利用シーンが想定されているというものです。
ずいぶん前から買おう買おうと思っているんですが、なかなかきっかけがつかめないままズルズルと。息子にはいつ買うのいつ買うのと聞かれていたんですが(ドライブなどで車載動画を撮って欲しいらしい)、2日ほど前「GoPro Hero 3」なる新製品が発売されました。
GoPro Official Website: The World’s Most Versatile Camera
これはいいですね。慌てて前の製品を買わずに良かった!White, Silver, Black の3エディションが発売されるようなんですが、個人的な用途を考えると、一番下のラインでも十分な気はします。バイクに積んで遊ぶぐらいでしょうし。加えてそんな画像を見てくれるのは息子だけですし……(笑)。White Edition で $199.99 ですから、日本円で16000円程度。マウントキットなどの付属品がてんこ盛りですから、高くない気はします。でもどうせ買うのなら最高級のBlack Edition $399.99 がいいのかなぁ。来年の日本発売を待つかどうかも含めて要検討ですね。
いくつかGoProらしい動画をご紹介しておきましょう。いわゆるエクストリーム・スポーツの現場で用いられている映像です。
GoPro HD HERO Camera: Crankworx Whistler – Mike Montgomery’s Slopestyle Run
これってジェットコースターだよね、自転車じゃあり得ないよね、と言いたくなる映像です。すごい度胸とライディングテクニック。
Winter X Games 2012: Shaun White GoPro Pipe Preview
ウィンタースポーツに疎い私ですら知っているショーン・ホワイト(Shaun White)。三次元的な身体の動きを完全に把握し体現できる天才なんでしょうね。凄すぎ。
GoPro HD: Ronnie Renner Takes on Glamis
こういうのを見るとオフローダーが欲しくなります(KTMカッコイイ)。もちろんこんなテクニックはないんですけどね……。近場に練習場があれば是非やってみたいスポーツの一つ。