ジャニーズの罪

元SMAPの香取慎吾に長年付き合ってきた女性がいて、子供もいるらしいというニュースを読みました。真偽の程は不明ですが、これって一体何なんでしょうね。

不惑四十歳を迎えた男を捕まえて、妻がいた!子がいた!って。

それぐらいいても何の不思議もありませんよね。四十男に妻子のあることをニュースにする土壌の奇妙さ、そして、それをひた隠しにする(させる)事務所のグロテスクさ。不合理ここに極まれりという感じです。

パートナーと共に家庭を築いて子をもうけるというのは、それだけで社会に対して大きな貢献をしていることになると思うんですよね。メンバーがいなければ社会は成り立たないわけですし、メンバーが減少すればするほどそのコミュニティーは力を失うわけですから。国の立場からすると担税力のあるメンバーを再生産しているということにもなります。

そんな意味で、香取慎吾の行いは褒められこそすれ、非難されることはこれっぽっちもない。

いや、一般人ではなく芸能人ですから「商品価値」ということを考慮せねばならないのは私にも分かりますよ。それを考慮しても、やっぱりグロテスクだと思うんですよね。

何度かこのブログに書いた覚えがあるんですが、今の我が国の抱える最大の問題は少子化だと思います。そして、その問題に対して有効な手は未だ打てておらず、仮に有効な手が打てたところで、問題の性質上、その策が効を奏するのは数十年後……。

結婚することや子供をなすことを弾圧するジャニーズは、ある意味、芸能人個人の自由だけでなく社会の利益も害していると言えるんではなかろうか。ちょっと大げすぎますかね(笑)。

リプロダクションの話は結構デリケートなので、少し補足しておきますが、子をなしていない人は社会に貢献していないと言いたい訳ではありません。社会への利益還元方法は人それぞれ。念のため。