Matias Wireless Aluminum Keyboard 使用レポート

キーボードを久々に新調しました。

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25年以上Macをメインマシンとして使っていますが、キーボードは原則としてアップル純正品を使ってきました。シンプルなスタイルが好きですし、使い勝手も悪くない。

近年は(といっても結構前からですが)Bluetoothを利用したワイヤレスのキーボードが多く販売されており、アップル社からも純正品が出ています。実際、それも所有しているんですが、惜しむらくはテンキー(キーボードの右側に付いている電卓状の数字キー)が付いていません。成績入力などが多いので、やっぱりテンキーがないと使い勝手が悪いことこの上ない。

あと、ファンクションキー([F1][F2]みたいな機能キー)もフル活用するので、最低でも15個、できれば20個ぐらい欲しい。上記純正ワイヤレスキーボードはファンクションキーが確か12個ぐらいしか用意されておらず、どうも使い勝手が悪い。

結局、ここ数年、USBケーブルの付いているごく普通のアップル純正品を使ってきました。

キーボードに関しては、もう一つこだわりがあります。

それは米国版(US版)のキーボードでなくてはならないということ。日本版(JIS版)のキートップには「ひらがな」が刻印されているんですが、これがとても目障りに感じるんですよね。ほとんどの人はローマ字入力をしているはずで、ひらがな刻印が必要な人はあまりいないと思うんですが、なぜか日本国内で扱われているのは、ほとんどがJIS版。どう考えてもローマ字入力の場合、アルファベットだけのキートップの方が楽ちんです。

アップルはこのあたり独自の美意識があるのか、US版を用意してくれているので助かります。どうせならワイヤレスのUS版フルキーボードを作ってくれれば万事解決なのに……と思い続けて数年間。以前のMacには該当する製品が用意されていたんですが。

で、つい最近、上記の要件を満たしてくれるキーボードを発見しました。

Matias Wireless Aluminum Keyboard という製品なんですが、Bluetoothの無線キーボードで、かつフルキーボード仕様。見た目も純正品とさほど変わらない。よっしゃあ〜〜!と快哉を叫びつつ、注文しようとすると、なんと日本国内ではJIS版のみの取り扱いとなっており、US版は購入できないのでした。

仕方がないので、販売会社ではなく元のメーカーを調べるとカナダの会社らしい。そのMatias社のウェブサイトを見ると、直販もしています。ということで、オンラインで注文。絶対にJIS版じゃなくてUS版の方を送ってよねとメールしておくと、即座に「ご安心召されよ」との返信。送料込みで12000円程度でしょうか。

数日後、なぜか香港から発送された製品は、台湾と中国深圳を経由して当方へ到着しました。製造自体は香港でなされているのかもしれません。

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で、製品の質なんですが、大満足とまでは言いませんが、概ね満足というところです。アマゾン風の評価で言えば、★★★★☆ぐらいですね。

まず、先述の要件を満たしたキーボードということで、高評価。アルファベットだけの無線キーボードというだけでありがたい。

ただ、キータッチは少し頼りない感じがあります。キーストロークが純正品よりも浅いせいでしょう。個人的にはキーストロークはもう少し深めの方が好みです。ただ、このあたりは人によって感覚が異なりますから、逆に好感を持つ人もいるかもしれません(主にMacBookなどを利用している人など)。

あと、評価できるのは、他のデバイスとも簡単に接続できるところです。4台まで接続できるので、私の場合、Mac/iPhone/iPad/Androidのスマートフォンと4つの端末につないでみました。どの端末上でも快適に動作します。切替速度も迅速。まぁ、目の前にMacがあれば、ものを書くにはそれが一番便利なので、他の端末はあまり使わないんですが……。これについても、人によっては使い勝手を大いに高めてくれる機能かもしれません。

それから、一度数時間充電しておけば、1年間充電不要との由。本当なのかなあ?まだ使い始めたばかりなので、その真偽の程はわかりませんが、もし本当ならかなり便利ですよね。性格的に1ヶ月に1度ぐらいは充電してしまいそうな気がするけど(笑)。

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マティアス社の Wireless Aluminum Keyboard、私のように妙なこだわりのある人にはお薦めできるキーボードです。