訃報欄を読むのが好き

新聞に訃報欄というのがありますよね。亡くなった方の略歴とともに享年が掲載されている欄です。普通の新聞では社会欄の下の方にあると思うんですが、私はあれを読むのが大好きです。新聞を手にすると、まずそこから読み出すことさえあります。

何に興味があるかというと、亡くなった方の経歴と享年の関係です。どんな人生を送られたのか、そしてどれぐらい生きられたのか。そんなことを想像するのが楽しいんですよね(不謹慎かもしれませんが)。

30年以上はウォッチングを続けてきたと思うんですが、経歴と行年、つまりどのような人生を送ってきたかということ(特に職業)と寿命には、明らかな関連があるように思います。個人的な調査(?)によるイメージでは下記の通り。

学者:長寿の人が多い
皇族系の方:長寿の人が多い
芸術関係者:長寿の人が多い
経営者:短命の人も長寿の人もいる
政治家:短命の人も長寿の人もいる
アスリート:短命の人が多い

もちろん、生物としての遺伝的な要素も大きいとは思うんですが、もし遺伝的な要素が同じであると仮定すれば、

1.健康に配慮するだけの経済的・時間的余裕があり
2.身体を酷使しすぎず
3.好きなことをし続ける

というライフスタイルの人が長生きすると思うんですよね。上記の傾向はそれを裏書きしていると(勝手に)思っています。

最近ですと、三笠宮崇仁親王は満100歳で逝去なさいましたが、学究肌の皇族でいらっしゃいました。逆に力士の千代の富士が満61歳没、ラグビーの平尾誠二が満53歳没。上記のイメージ通りです。

アスリートが若くして亡くなると「あんなに元気な人だったのに」という声がよく上がりますが、違うと思うんですよね。「あれだけ身体を酷使すれば短命になるのもやむを得まい」というのが本当だと思います。

そんなわけで、一定の年齢(20歳〜30歳ぐらいだろうか)を越えたら、過度なスポーツ・運動は避ける方が賢明ではないかと思っています。何かひ弱な文学オタク青年のような主張で恥ずかしいんですが(笑)。

もちろん、適度なスポーツ・運動はいいんです。というか、生活に必要不可欠なものだと思っています。ただ、過度な運動はよろしくないんじゃないかと。中年以上の方がフルマラソンに挑戦しているのなんかを見ると、陸上経験者としては、ハラハラしたりします。紫外線を浴びまくって全身にダメージを与えるなんてヤバいんじゃないのか?いや、大きなお世話ですね。

ストレスにも同じ事が言えるのではないかと思います。適度なストレスは構わないけれど、過度のストレスは命を削る。上記の経営者や政治家に短命な人がいるのは、それが理由なのではないだろうか。長生きした経営者や政治家は、そもそもその職務を楽しんでおり、あまりストレスを感じていなかったのではなかろうか。

科学的根拠のあまりない話ではありますが、今後も調査を続けたいと思います(笑)。