眼鏡は友達

私、日常生活ではあまり眼鏡を掛けていないんですが、机に向かって仕事をするときや、車・バイクを運転するときには眼鏡を着用しています。

幼い頃から目が悪かったので(生まれつきの乱視&後天的な近視)、眼鏡とは長い付き合いなんですが、無いと日常生活に困るという程でもないんですよね。本当に必要なときだけで十分。

小学生の頃は朝から晩まで着用していたので、その頃の私を知る人からすると「メガネ君」という印象があると思うんですが、中学生になった頃からは、あんまり掛けないようになりました。掛けずとも何とかなるという感じで、だんだんズボラになってきたわけです。高校入試の時は着用したかどうかよく覚えていないんですが、多分非着用。

高校に入ってから、授業時に黒板が見えにくくなってきたこともあり、再び勉強時には掛けるようになってきたんですが、猛勉強をしていたせいか(エヘヘ、少し誇張を入れてしまった)、視力がグングン低下(笑)。高校入学頃に購入した眼鏡の度数はだんだん合わなくなっていったのでした。

眼鏡をご利用の方はよくお分かりになるかと思いますが、視力は徐々に落ちたり上がったりしますので、自分の視力と眼鏡の度数が合っているかいないかは結構分かりにくいものなんですよね。

で、ある時受けた模試で、いつもの如く成績優秀者に名前が載ったわけですが(エヘン、これは本当)、所属高校名を見間違えて、よく似た名前の高校のコード番号を記入していたらしく、まったく別の高校所属生として名前が載ってしまったのでした。また悪いことに、その高校、大学に進学する人が少ないような高校……。友人からは、「お前ホントに嫌味な奴だよな〜」とネチネチ言われたり(笑)。

ま、嫌味ぐらいならどうってことはありませんが、本番の入試でミスを犯しては大変なことです。これは良い機会とピッタリ度数の合った眼鏡に買い換えたのでした。

さて、運転ですが、これも昔は裸眼でしていました。バイクの免許を取ったのが16歳。その頃は裸眼でも全然怖くなかったんですが、よくそんなことしてたなと(笑)。自動車の免許は確か20歳前後だったかと思うんですが、これも最初は裸眼だったような気が。今振り返ると、ちょっとありえない。20代半ばからは眼鏡を着用して運転しています。というか、しないと怖くて運転できません。

ただ、免許条件に「眼鏡等」を記載されたのは30代半ばから。それまでは、免許条件上は裸眼でOKということになっていたのでした。眼が悪いはずなのになぜかって?それは天性のなせる技です、というのは大嘘で、いつも見事に勘が当たってうまく切り抜けていました。あの「C」によく似た記号を見せられる視力検査がありますよね、最初は本当に見えるんですが、途中からどちらが欠けているのかが全く判別できなくなります。

「これはどっちが欠けていますか?」

(全くの当てずっぽうで)「右です。」

「あれ?そうですか?」

「あ、すいません、下でした。」

「そうですね、じゃこれは?」

(さらに小さい。見えるはずがない)「今度は上です。」

「はい、いいでしょう。」

という感じで、なぜかパスしてきました。分からなくても自信満々で言うのがコツだと思います、ってダメですね、そんな検査の受け方(笑)。

もちろん、運転はちゃんと眼鏡を着用して行っていましたが、免許証に記載される条件は少ない方がいいですよね。条件違反をする可能性が低くなるわけですから。しかし、好事魔多し(?)、ある免許更新時、鋭い係官に「あなた、全然見えてないですね?」と見破られ、御用になった、いや違った、免許証に「眼鏡等使用」という条件がバーンと記載されてしまったのでした。ま、仕方がありません。


そんなこんなで、眼鏡には慣れ親しんできたんですが、上述のように普段は着用していません。というのも、着用すると細かいことが目に入りすぎる気がするんですよね。私、結構細かいことが気になるタイプ(血液型占いを信じるわけではありませんが、O型なのによくA型に間違われる(笑))。ただでさえ細部が気になるのに、眼鏡で微細な点まで見えるとなると、しんどくてたまらない。日常生活では、ある程度ダルなほうが楽です。

あと、塾を営んでいて小学生の指導をしているという都合上、あんまりキツそう・賢そうに見えない方が良いという思いもあります。眼鏡をしていると、そうでなくとも賢く見えてしまいますよね?生徒には楽しく勉強して欲しいので、あまり威圧感を与えたくありません。

いやいや、お前はアホ顔をしているんだから、少しは賢く見せた方がいいという意見もあるでしょうが、目が悪いのでそんな意見は見えないことにしておきましょう。