日曜日に気づいたんですが、インターネット上でほぼリアルタイムにラジオが聴けるようになっていますね。
radiko
個人的には、以前からネットラジオを結構利用していました。といっても、国内ではほとんど良い放送がなく、リアルタイム放送でもないので、どうしても外国の局ばかりになります。外国の放送局は細分化が進んでいて、ニュース専門局、50年代のロック専門局、イージーリスニングな感じのジャズ専門局etc.という感じで、ありとあらゆる放送が行われています。中東のラジオ局の放送などを聴いていると、時々お祈りの時間が入ったりして面白い。
そんな流れを受けてか、ようやく日本でもリアルタイム放送の開始です。いずれ、新聞・ラジオ・テレビはネットに取って代わられる、というか、存在場所をネット上に移してゆく必要があるでしょうから、早めに立ち位置を変えてゆくのは賢明だと思います。
実際にこの radiko を聴きながら記事を書いているんですが、ものすごくクリアに放送が聴けます。電波状況と関係ないわけですから当然なんでしょうが、少し感動です。放送局も大阪では6局(朝日放送、毎日放送、ラジオ大阪、FM COCOLO、FM802、FM OSAKA)が参加しており、選択肢も十分。
下記のニュースリーリースを見ると、現時点では、実用化試験配信ということのようですが、おそらくこのまま継続的に利用できるようになるのでしょう。
IPサイマルラジオ協議会は、パソコンがそのままラジオ受信機となる「IP(Internet Protocol)サイマルラジオ」の実用化試験配信を開始いたします。今回の試験配信は、独自コンテンツ、エリア制限なしという通常のインターネットラジオサービスとは異なり、在京民放ラジオ7局、在阪民放ラジオ6局の地上波ラジオ放送をCMも含め、そのまま同時に放送エリアに準じた地域に配信するサイマルサービスです。近年、都市部を中心に高層建築、モーターなどの雑音源の増加などによりラジオの聴取環境は著しく悪化しています。こうした難聴取を解消していくと同時に、より魅力ある音声メディアの姿を追求していきます。登録などの手続きは一切無しに、誰でも簡単にパソコンで雑音の無いラジオ番組を聴取できる環境を整えることにより、より多くの方にラジオをお楽しみいただけると期待しております。試験配信は3月15日(予定)に開始し、半年後を目途に実用化を目指しております。情報過剰時代の中で、言葉、音楽、スポーツの感動を通して、人の心を動かし想像力をかき立てる音声メディアとしてのラジオは非常に貴重な存在だと自負しております。聴取環境を整え、より良い番組作りを目指し、さらにネットとの連携により、新しいラジオの楽しみ方をご提案していきます。
http://radiko.jp/newsrelease/pdf/20100224_001_pressrelease.pdf
より引用
ニュースリリースに目を通していて、ちょっとびっくりしたんですが、このIPサイマルラジオ協議会の会長さんは宮原秀夫先生。大阪大学の前総長さんで、我が母校高津高校の大先輩でもいらっしゃいます。
今、radikoでFM802を聴いているんですが、DJはヒロ寺平氏。この方も高津高校の先輩でして、何だか母校とのつながりを(勝手に)感じてしまうネット上のサービスです。