ニュースによると、先日(2011.07.09)、南スーダン共和国が新しい国家として独立したとのこと。スーダン共和国からの分離独立です。
特にスーダンに縁があるわけではないので、あまり興味が湧かなかったんですが、息子にこの話をすると、食いつく食いつく。
「エーッ!本当!すご~い!」
南スーダン共和国の独立を、こんなに喜ぶ日本人はあまりいないぞ、多分(笑)。
喜びの理由は国旗です。わが息子は国旗マニア。国旗のどこに惹かれるのか知りませんが、よく国旗に関する本を眺めています。
「で、どんな国旗なん?パパ、どんな国旗か見た?」
「いや、ちょっとニュースの見出しを見ただけだから、まだよく知らんねん。自分で調べといてくれへん?」
仕事を少しこなして戻ってくると、息子が駆け寄ってきました。
「これが国旗。首都はジュバやねんで!」
自分で調べたデータを、これまた嬉しそうに見せてきます。ご丁寧に、スーダン共和国との比較付き。まぁ、何にせよ興味を持つのはよい事ですので、息子のレクチャーを拝聴しました(笑)。
「パパは昔『地理』の勉強をしまくっていたから、世界の国のことを何でも知っているんだぞ」と言ったことがあるせいか、どうも息子に過信されているような……。
息子と街を歩いていると、
「パパ!この色、マダガスカルの国旗といっしょやね!」
「う、うん……。」
「パパ!あの絵、モンテネグロの国旗みたいやね!」
「う、うん……、まぁ、似てるかな?」
子どもというのは、重要度なんて全く関係なく、自分の興味の赴くままにモノを覚えてゆきますから(例えばポケモンキャラ)、大人は翻弄されることしばしばです。大人は自分にとって重要だと認識しない限り覚えられません。
「『地理』には『国旗』なんて出てこないんだ」と言うべきか、それとも、国旗をすべて暗記するべきか。父としての威厳を保つのもなかなか大変です(笑)。