国語検定 – 国語検定対策委員会

2010年現在、かなりの数の国語関連検定試験が実施されるようになってきました。一時のことを思うと、大変な盛り上がりようで、今までにない国語熱の高まりを感じます。

ただ、現在実施されている国語関連検定で、一般の方々や塾生にお勧めできるものは、「日本語検定」および「漢字検定」だけであると考えています。雨後の筍のごとく登場してきた各種検定試験は、問題が貧弱であったり、対象としている年齢範囲が狭かったりで、お勧めできる水準には至っていないというのが実感です。


検定試験であれ、入試であれ、深遠な学問世界の蘊奥を極めるといった類の試験ではありませんから、勉強として底の浅いものになりかねないという批判がある事は、もちろん私も承知しています。

しかし、何か目標をもって勉強することは本当に尊く美しいと思うんですね。私は、子供であれ青年であれお年寄りであれ、何かの目標に向かって必死になって頑張っている人を見るのが大好きです。その姿は尊く、その横顔は美しい。(余談ながら、そういう意味で、塾の運営というのは有り難い仕事だと思っています。)

加えて、客観的な学力を測定してくれる検定試験は、勉強の大きな励みになります。例えば英語の場合、英検やTOEICを目標に勉強するということはかなりポピュラーですが、これは、はっきりとした勉強の目標・指針を持つことができるからでしょう。もちろん、入学試験も大きな目標となり勉強の指針を与えてくれることは言うまでもありません。目標を持っていてすら勉強の継続は困難なもの。目標なしに勉強を継続することの難しさは…… 皆様もよくご存知かと思います。

上記のような理由から、微力ながら塾運営やブログを介して、国語関連の検定試験を目指す方を応援したいと思っています。

ついては、国語検定対策委員会・委員長に就任しておこうと思います。日本語検定1級は全国1位で合格しましたし、漢字検定1級も一回でクリアしましたので、一応適役なのではないかと。

といっても、自称ですし、委員は私だけなんですけどもね(笑)。委員会の略称はどうしましょう。「コクタイ」だと、国民体育大会や国会対策委員会みたいですし、「コケタイ」ぐらいにしておきましょうか。いや、格好悪いな。まぁ、略称はどうでもいいです(笑)。

時間があれば、「日本語検定」や「漢字検定」などについても特別なクラスを作って指導してみたいと思うんですが(社会人の方々も対象になると思います)、なかなか時間的余裕はできそうにありません。塾としての将来的な課題にしておきたいと思います。

なお、今後も、受検する価値のある国語関連検定試験が登場すれば、どんどん受検したいと考えております。検定荒らしですね(笑)。

<追記>
上記のような活動をご評価頂いているのか、時々テレビ出演の依頼を頂くようになりました。現時点ではお断りしているんですが、ラジオだったら出てみたい気も(残念ながら、こちらはまだお話を頂いたことがありません)。この話はまた別記事にて。

<2011.12.19 追記>
日本語教育能力検定試験に合格しました。