本年度(2021年度)の FUJI ROCK FESTIVAL ですが、この第5波とも呼ばれるコロナ禍中での開催は、思った通り物議を醸しています。
個人的には、感染予防の観点からオリンピック・パラリンピック同様開催すべきではないと思っていますが(新潟県民の反感はかなり強いと仄聞する)、その考えは活躍するアスリートや、出演するミュージシャンを応援することと矛盾はしないとも思っています。
それは不合理な入試制度下であっても、一生懸命勉強している受験生を応援するのと同じことだと思うんですよね。むしろ受験生は制度に翻弄される側。アスリートやミュージシャンが活躍すべき場を与えられたなら、そこで精いっぱいの努力を尽くすのが筋というものでしょう。アスリートやミュージシャンにコロナ禍における(やや政治化しつつある)イベント開催の可否を問うのは、なんだかお門違いである感を拭えません。
現に今、White Stage (Stage2) の Number Girl のステージをリアルタイムで見ながらこの記事を書いているんですが、やっぱり素晴らしいバンドです。会場で彼らを見ている観客が羨ましい。向井秀徳、田渕ひさ子の並びがイイ!まあ家でゆっくりライブを見るのも悪くはないですが、音って空気の振動ですからね。その強烈な振動を耳だけでなく身体全体で感じたい。音楽ファンとしては。
同時に別ステージで進行しているROVOも見たいけど今日はナンバガ。あ、KING GNU も同時刻でやってましたね。多分、リアルに見に行っていたとしても、ナンバーガールのステージ前に居ていただろうと思います。
まだライブの途中ですが、開演前のBGM、Television の Marquee Moon でした。うん、確かに共通性がある。アルバム全曲が捨て曲無しなんてバンドがごくごく稀にありますが、Television も ナンバーガールもアルバム中に結構捨て曲が多いようなイメージがあるんですよね(熱狂的なファンの人ごめん)。
でもその代わりに、イントロから鳥肌立つような凄まじい名曲がアルバム中に1〜2曲入っているんですよね。「鉄風鋭くなって」「NUM – AMI – DABUTZ」は今日もやっぱり鳥肌物でした。再結成なったことですし、またリアルのライブが見られる機会があればいいなと思います。
NUMBER GIRL – NUM-AMI-DABUTZ
NUMBER GIRL – 鉄風 鋭くなって
あっという間の90分のライブも終演。おっと、アンコールもあるみたいですね、これが無料とは有り難すぎる。しかし、MCで何回「福岡市博多区」って言うのか、向井秀徳(笑)。
観客にコロナ感染が拡がらないことを願っていますが、どうなんでしょうか。観客席は結構密っぽい感じでしたからね……。個人的にはまだしばらくライブに参加できそうにないのが寂しい。
明日最終日は外せないCHAIのステージ。絶対にリアルタイムで見よう。