10月も残すところ後一週間程度。そろそろ冬の声が聞こえて来ます。11月の街では、『ジングルベル』がかまびすしいんですが、あれを聞くと意味もなく焦ってしまいます。やめて欲しい(笑)。 でも、年々早くなってきているような気がするんですよね、クリスマス商戦。何とかならんかな、ブツブツ……。
さて、私の好きな冬らしい音楽、冬になると聴きたくなるアーティストを。
Ben Watt / Waiting Like Mad
(よい動画が見つかりません。誰かの旅行アルバムみたいなので我慢。)
Ben Watt (ベン・ワット)は、Everything But The Girl のメンバー(といってもEBTGは二人のチームですが)。Everything But The Girl はデビュー直後のアルバムがとりわけ優れていると思うんですが、これはソロアルバムからの曲。Robert Wyatt (ロバート・ワイアット) との共演です。途中から入るサックスが味わい深くて堪らない。ひんやりとした歌。
Nick Drake / Riverman
Nick Drake (ニック・ドレイク)にはあまり詳しくないんですが、最近気になって仕方がないアーティストです。内省的で繊細な歌ですが、どことなく人とのつながりを求めているようにも聞こえます。ケンブリッジ大学を中退し、音楽家として立とうとするものの、アルバムの売れ行きが悪く以前からの鬱病が悪化。満26歳でこの世を去ったというミュージシャンです。
Wikipediaで見ていると、フェアポート・コンヴェンションのメンバーと交流があったとのことでびっくり。彼の歌を聴いて一番最初に思ったのは、Sandy Denny (サンディ・デニー) の歌でしたから。類は友を呼ぶ。
Sandy Denny / Fhir A Bhata
Sandy Denny は、高校生の頃から聴いてきたので、親しみ深いミュージシャンです。清潔感のあるキリッとした声が美しい。サンディも31歳という若さで亡くなっているんですよね……。
Fhir A Bhata とは、ゲール語で「Boatman」という意味との由。「Riverman」つながりということで。