9月に入ったら少しは時間の余裕ができるはずと思っていたら、全然そんなことはありませんでした……。でも、生徒さんが頑張ってくれているので、こちらとしてもやりがいのある日々です。
さて、最近印象深かった生徒さんの解答をご紹介。
やっぱり、小学低学年の方が「おもしろい」解答は多いと言えます。まだまだ発展途上というか、発展の緒に就いたばかりですから、そうなるのは必然です。
もちろん、珍解答を馬鹿にして笑っているわけではありません。ちゃんと真面目に指導させていただいております。というか、私どもの方が気付きを得ることは珍しくありません。
まずは、小学1年生の「促音/拗音」の問題。「促音」とは小さな「っ」(つまる音)のこと、「拗音」とは「しゃ・きゃ」のような音のことです。
小学1年生の場合、普通にひらがなが書けても、「促音/拗音」は結構あやしいことがあります。「ここは小さな『っ』を使うんだな」と頭では分かっていても、表記として「大きな『つ』」とほとんど同じ大きさで書いてしまうとか、マス目の妙なところに「小さな『っ』」が入るとかですね。
私どもが採用しているテキストでは、「切符」や「尻尾」の絵が描いてあって、その下の○○○にひらがなを入れる問題が用意されています。「きっぷ」「しっぽ」などと書き入れてもらうわけです。
上述のように、間違って「きつぷ」「しつぽ」と書いてしまうケースが時々見られるので、私達がそこを修正するという次第です。こういう時はちっちゃい「っ」をこんな風に書こうね〜。
先日見せてもらった、「切符」や「尻尾」などの下に書かれていた解答は次のようなものでした。
(切符の絵の下に) ぴっぽ
(尻尾の絵の下に) ぷっぺ
(神社の絵の下に) まぽしゅ
???? 聞いてみると、どうやら、自分で名前を付ける問題だと思っていたようです(笑)。確かにとてもかわいい感じのネーミングでセンスがいいんですが、「きっぷ・しっぽ・じんじゃ」と修正です。
次は動物の名前を入れる問題。こんな問題です。
「○○○そば/○○○ねいり/○○○ばやし」の中に、おなじどうぶつの名まえをかきなさい。
もちろん、大人なら「たぬき」と即座に浮かぶでしょうが、生徒さんの解答は次のごとし。
「わんこ」
うまい!確かに「わんこそば」ってありますし、「ワンコ」は可愛さ満点の動物です(ちなみに私も副代表も犬好き)。ただ、「わんこねいり」「わんこばやし」という語がないのが残念。柴犬がスヤスヤ眠っていたり、ゴールデンレトリバーがわほわほとお囃子に合わせて踊っている絵が目に浮かびますが……(笑)。
さて、今週も頑張っていきましょう。