完全少人数制宮田塾でクラス定員を5名としている理由

新型コロナウイルス感染症蔓延により、色々な仕事が大量に発生しておりまして、忙しい日々が続きます。皆様も日常生活やお仕事に対する影響が出ていらっしゃるのではないでしょうか。ただ、長期的に見て一番影響が大きいのは子ども達でしょう。勉強しておかなければならない時期・勉強に最も適した時期を逃しかねない(または実際に逃している)わけですから。

何度かお伝えしている通り、大阪府では4月10日現在、学習塾に対して「営業自粛要請」が出ているわけではなく、あくまでも「営業自粛要請が検討されている」という段階なんですが、勘違いされている方が多いように思います。

「要請検討中」と「要請」は大いに違います。また「要請」と「命令」も大いに異なります。このレベルは「法的知識」というより、「読解力」の問題だと思いますが、マスコミの報道やネットの書き込みを見ていても、なんだかごっちゃになっている人が多いようで……。そりゃ子どもの読解力も低下するというものですよね。

先日より空間除菌実施中。近所の医院でお話を聞いてきて、それにならいました。


さて、完全少人数制宮田塾の方の話。オンライン受講に切り替える方や、休塾なさる方が少しずついらっしゃっるため、通常授業の方は少しのんびりムードになりました。生徒達もリラックスしつつ、いつも以上にしっかり勉強に取り組んでくれていて、頼もしい限り。

こちらは、私と副代表の二人で生徒さんを指導していますが、頑張っても1クラス指導人員の上限は5〜6人。それを超えるとやはり指導の質は落ちてきます。疑問点を教え、間違っている解答を当方ですべて書き入れ(記述が多いのでかなりの時間がかかる)、集中力を持たせ……などとやっていると、どうしてもそれぐらいが限界になります。

経験のある講師でも、ある程度の余裕を持って同時に指導できる人員は、(各自個別の内容を教える場合)最大で3人でしょう。人を教えた経験のある方ならばおそらくお分かりいただけるかと思います。

そこから考えて、二人で指導するなら上限で6人、(突発的な事態にも対応できるように)そこから少し余裕を持たせて「クラス定員5人」と決定しているわけです。適当に決めている人数ではなく、完全に経験と理屈から割り出した人数でして、私達サイドからすると、かなり安定性を感じる数字です。

ちょっとお金の話になってしまいますが、当然のことながら、定員数を増やせば増やすほど当塾の利益にはなります。お問い合わせくださる方に次々お入り頂くようにすれば、もっと儲かるぜチャリンチャリン。

ただ、それでは授業の質が落ちて結局は支持されない塾になってしまいます。生徒さんの利益にならないことはもちろん、私達にとっても長期的にみて利益になりません。そんなわけで、ちょっと頑固に思われるかもしれませんが、「クラス定員5名」を守っている次第です。

それが今月は、上述のような理由からマージンが生まれており、私も副代表も、気持ちや身体の面で少し楽になっています。生徒さんを指導していても、大きな心の余裕がある。

新型コロナウイルスで苦しまれたり亡くなったりした方のことを忘れているわけではありませんが、案外このペースも悪くない。いつも以上にゆったり・しっかり教えられて、私達も充実して楽しいと申しましょうか。不謹慎かもしれませんが……。

いつまでこのペースが続けられるか分かりませんが、コロナウイルス情勢を総合的に判断して授業実施が不可能になるまでは、指導し続けたいと思います。