例年、2月の上旬は、教材選定に頭を悩ませる時期なんですが、今年は小学生の大規模教科書改訂がからんでいまして、かなり選定が難航しました。
現在使っているテキストは、ほぼ全点改訂されていますし、新たなテキストも多数発刊されています(なかなか良質なものが多い)。
原則として前年度も使っていた教材をベースに考えていく……とはいうものの、ゼロベースで考えねばならない学年・教科も多く、結局はほとんど一からの選定作業でした。ふーっ、疲れた。
前にも書いた覚えがありますが、どのような教材を使うによって、生徒の学力の伸びは変わってくると思います。加えて、私たちの教えやすさも。十年一日のごとく同じ教材を使い回せば楽なんでしょうが、そこは塾の存在意義が問われるところ。教材選定の手は抜けません。
ビデオやパソコンに授業をさせている塾って、どんな風に対処しているんでしょうかね。人ごとなのでどうでもいいんですが……。
さて、今期の完全少人数制宮田塾(小学部)の教材選定におけるポイントは、
「国語の読解力養成重視」
「算数の指導要領改訂=内容増加への対応」
「理科・社会の問題演習量」
「英語の小学から中学へのスムーズな流れ」
といったところです。英語については、「小学6年生終了時に中学1年生の内容を終了している」というゴール地点から逆算しています(今期に限ったことではありませんが)。
中学部は教科書大規模改訂こそないものの、やはり、入試に向けた実力養成を考えて、いくつかの科目の教材を変更しました。
英語や社会など暗記の度合いの高い科目については、さらに実戦的な教材を、数学や理科などの理解が要求される科目については、より理解の進みやすい教材を。もちろん、国語は読解力養成を重視した教材です。
あとは頑張って勉強してもらうだけ!と言いたいところですが、我々の方は、テキストに解答を書き込んだり、予習したりで、まだまだ忙しい日が続きます。少しため息……(笑)。