漢検1級勉強法 #10 期間別-直前期

直前期(5日間程度)
「覚えにくい知識・間違いやすい知識の総復習」

直前期は、何と言っても知識を詰め込む時期です。

漢検のように知識を問われる試験は、直前数日間の勉強が決定的に重要な意味を持っています。1ヶ月前に勉強したことは忘れていても、1日前に勉強したことは覚えている可能性が高いですよね。

今回の直前詰め込み期間は、最低でも5日間必要だと踏んでいたんですが、第3期までの勉強を終えることが出来たのは、本試験4日前。当日午前も勉強できると考えても(本試験開始は13:40です)、残り時間は総計3.5日しかありません。

勉強の途中で覚えにくい知識が出てきた際、その場で努力して完全に覚え込んでしまうのも一つの手なんですが、なかなかそうは行かないことも多いですよね。あまりに完璧な記憶を求めすぎると、次の勉強に進めないので、勉強全体としてみたとき、逆効果だということも言えます。

そんな際は、覚えにくい内容をとりあえず棚上げしておき、あとで集中してまとめて覚えるという方法がよいでしょう。具体的には、覚えにくい内容にマークを付けておくなり、抜き書きするなりしておき、直前期(=お尻に火が付いている時期)に、必死で覚えるということになります。

今回もそうした「棚上げ項目」が結構あったので、それなりの時間が必要でした。前回書いたように、合格は確信していましたが、上位合格したいという妙な欲が出てきたので、余計に時間が欲しい(笑)。

嘆いていても仕方がないので、この3.5日間は全力で知識カードの暗記に努めました。仕事時間と睡眠時間以外は、ほとんど知識カードの暗記に費やしていたと思います。

(知識カードとは、勉強の過程で、覚えにくい知識・忘れそうな知識をまとめていったカードなんですが、こちらはまた別記事で解説します。)

そんなわけで、試験当日の午前も、必死で知識カードの暗記をする羽目に。試験会場に行ってみると、受検する教室内では勉強が禁止されていたため(どうして?)、教室の前に座り込んで暗記作業を続けました。

受検者はそろそろ教室に入れというアナウンスを聞き流しながら、一番最後まで粘っていたんですが、係員に、「受検するのなら、もう教室に入って下さい!」と半ば叱られて教室に入りました(すみません)。

試験当日の過ごし方も結構重要だと思いますので、この話はまた別の記事にしたいと思います。

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