10月1日は当塾の開塾記念日。といっても、特別な行事を行うわけではありません。そもそも、忘れている年の方が多いぐらいです。今年は授業が終わってから、副代表とスケジュールの打合せをしているときに、ふと気がつきました。振り返ってみると、開塾以来、結構な時間が経っています。主観的には、まだ3年ぐらいしか経っていないような気がするんですが……。
今まで当塾が存続して来られたのも、当塾をご理解・ご利用いただいた皆様のおかげ。生徒さんや保護者様にはいくら感謝しても足りないぐらいです。これからも宜しくお願い致します。
そんなわけで(どんなわけで?)、今日は我が塾の「塾是(じゅくぜ)=塾の方針」について書いてみたいと思います。
当塾をご存知の方は、「そんな大層なものがあったのか」とお思いでしょうが、実は開塾当時からちゃんとあるんですよ。代表と副代表しか知らない塾是ですが……。
「学而不厭 誨人不倦」
この塾是、論語の一節でして、書き下し文にすると、「学ビテ厭ハズ 人ヲ誨ヘテ倦マズ」(まなびていとわず ひとをおしえてうまず)。意味は、「学んで嫌になることがない、人を教えて飽きることがない」ということになります。
この言葉、孔子先生の古い言葉ですから、解釈は色々とあります。我々は、前半の主語を「生徒および私たち」、後半の主語を「私たち」と(勝手に)捉えて塾是としているわけです。
つまり、「(生徒も私たちも)勉強して嫌になることがない、(私たちは)生徒を飽きることなく教える」という感じでしょうか。
ネット検索してみると、琉球大学の図書館の入口には「学而不厭」と記された石碑があるとのこと。揮毫は湯川秀樹博士。幼少期から祖父に漢籍をたたき込まれたという経歴は伊達ではありません。
私たちも当初、この塾是をちゃんと筆で書いて飾っておこうかと考えたんですが、小学生~高校生を対象とする塾としてはあまりに大層すぎる、ということで今に至るまで実現していません。
ウェブサイトを作成した際には、自分でロゴも作ったんですが、レイアウト的な問題から掲載するに至らず、ハードディスクの肥やしになっていました。せっかくですので、ブログの方に掲載しておきたいと思います。
まだまだヒヨッ子の私どもには、大げさな塾是ですが、これからも頑張ってゆきたいと思います。