今、大阪では「水都大阪2009」なるイベントが開催されています。
某日夕刻、イベントの一環としてやってきたアヒルちゃんを見物してきました。場所は天満橋の八軒家浜です。
天満橋大川の南岸は「八軒家浜」と呼ばれ、江戸時代は大阪京都を結ぶ水運の要所だったんですが、去年、船着き場などが再生されちょっとした観光スポットになっています。
そこに現れ出でたる大きなアヒル。優雅に大川の上を漂っています。何でも、このアヒルちゃん、オランダの新進芸術家が作ったもので、世界各国水辺の街を漫遊しているとのこと。大阪とは「ヨハネス・デ・レーケ」以来の縁、ということで今回の来日(?)と相成ったそうです。そばで見ると、大きい!可愛い!息子も大喜びでした。
(ちょっと暗く写ってしまいました。きれいな写真はこちらのサイトをどうぞ。)
ところで、ヨハネス(ヨハニス)・デ・レーケというオランダ人をご存知でしょうか?30年以上にわたり日本に滞在して、淀川の治水工事などに尽力してくれた大阪の(正確には日本の)恩人です。恥ずかしながら、私も小学生に社会を教えるまでは知りませんでした。
現在、大阪では小学4年生時に「わたしたちの大阪」という教科書を用い、郷土について学ぶことが多いんですが、その中でデ・レーケが結構大きく取り上げられています(実際、小学校のテストでもよく出題されています)。そんなわけで、大人より小学生の方に知名度が高いんじゃないかと思われる、珍しい歴史人物の一人です。小学生4年生以上のお子さんがいらっしゃる方は、一度お尋ねになってみて下さい。ちゃんと学校の授業を聞いている子なら、よく知っているはず。同様に、沖野忠雄も大阪の小学生には有名な歴史人物ですね。
詳しく知りたい方は下記サイトをご覧下さい。
ヨハニス・デ・レーケ – Wikipedia
但馬の百科事典 – 沖野忠雄