いつも機嫌良くしておくこと、自分で機嫌良くなること

今年ももう11月。繁忙期に突入してしまいました。もちろん仕事が嫌なのではありません。むしろ一生懸命頑張ってくれる生徒さんを指導させてもらえるのは、楽しいことなんですが、自由になる時間が乏しくなるのがちょっと辛い。

どこで読んだのか忘れてしまいましたが、「いつでも機嫌良くしているということは大変な美徳だ」という話があります。これは本当にそうでして、「機嫌が良い」というのは、本人はもちろん、周囲の人々にとっても素晴らしいことですよね。心理的負担が少ないし、つられて気分も良くなってくる。

個人的には、できるだけ常々機嫌良くしておこうと思っておりまして、(自分達で言うのも何ですが)夫婦ともども、比較的それが出来ている方ではないかと自惚れております。

だって、嫌ですよね。勉強しようと塾にやってきたら、ムスーッとした夫婦が無愛想にしているなんて。質問したら不機嫌になられたりして、居心地悪いことこの上ありません(笑)。そんなところでは伸びる学力も伸びないはず。「機嫌良くしておくこと」は、私たち塾運営者の仕事の一つであると心得ております。

あと、これに関しては、もう一つルールがあります。「機嫌良くなるのは自分の力で」というルールです。子どもではないんですから、自分の機嫌は自分で取らねばなりません。グルメな人なら美味しいものでも食べる。映画好きな人なら週末に何本も映画を見る。そんな感じで、お金や労力を惜しまず自分の機嫌を取ることは大切だと思います。

大人なんだから、誰かが機嫌を取ってくれるなんてことは期待してはなりません。あくまで自分で・自腹で、です。自分の機嫌を取ることを、他人の仕事だと思っている「エライ」人が時々いますが、いただけません。それは子どもじみた考えですよね。自分の機嫌の責任は自分にあり。

私の場合、バイクに乗って好きなところに出かけるとか、好きな音楽を聴くとか、興味のあることを勉強するとかすれば(どれも深いところでつながっている)、それだけで最高に上機嫌になります。まあ、高校生の頃からあんまり進歩していないわけですが……(笑)。

ともあれ、何か自分の機嫌を取る手段を見つけておき、定期的に自分の機嫌を取るということを疎かにすべきではないと思います。自分の機嫌も取れない人が、他者の機嫌を慮ることは難しいはず。

自分も機嫌良く、そして周りの人も機嫌良く。そういう風にあるためにも、やっぱり「自由」は大事だなと、自称「自由評論家」の私は思います。