教室換気の強化 ‐ 他塾の感染クラスター発生に学ぶ

新型コロナウイルス、未だに感染は拡大方向にあるようで、落ち着かない日々が続きます。

本来なら本日(2021.08.31)で緊急事態宣言は解除されるはずだったんですが、事態はそれを許してくれませんでした。現時点では2021.09.12解除の予定となっていますが、これも再延長の可能性が高いでしょう。

これだけウイルスの感染力が高まってくると、ある程度「感染」を予期しておくべきだとは思っていますが、お子様をお預かりする塾の運営者として、副代表とともに私生活面でも感染予防のためにできるだけのことをしています。

まず公共交通機関やタクシーは昨年の7月から一度も利用していません。移動は徒歩・自転車・バイク・車を利用。これは自営業という生活スタイルゆえにできることですが、無理に公共交通機関を使う必要もないかなと。

あと、大阪の繁華街(梅田,難波,京橋,阿倍野)にも一年以上出かけていません。そもそもあんまり出かける用事がないだけなんですが……。昨年も1回阿倍野に出かけただけなので、もう大阪で暮らす必要があるのかどうかというレベルです。出かけることがあっても、田んぼの多い田舎や山道、湖畔、海辺をバイクで走るぐらいですから、もうそういう土地に住んだほうが手っ取り早いような。

もちろん仕事がありますので田舎暮らしはまだ先のことですが、感染症の蔓延などを考えると、都会に住まう人が居を田舎に移すというのは、仕事・勉強・医療などの条件をクリアすれば、十分に合理的なものだと思います。


感染力の高まった新型コロナウイルスへの、塾としての対応もお伝えしておきます。

日本各地では、感染クラスターが発生してしまった塾・学校もあり、私どももさらに感染防止への取り組みをレベルアップすることが必要だと考えております。真面目に勉強していて感染された生徒さんや塾・学校のお気持ちを考えるとお気の毒で仕方がありませんが、これを教訓としなければなりません。

当塾の場合、座席は私どもの座る席も含めて17席用意してあるんですが、原則1クラス最大5名(宮田国語塾の方では最大で3名)として運営しています。したがって、私ども2名を入れても、最大座席占有率は約40%(宮田国語塾の方では約29%)となっており、対人クリアランス(ディスタンス)は、かなり優秀な方ではないかと思います。

ただ、専門家の意見を調べていると、ここ最近は「エアロゾル感染」の可能性が取り沙汰されています。ついこの間までは「エアロゾル感染」などはないとされていたので、はしごを外されたような感じですが、科学や医学の見解というものはそういうもの。全く反対の見解が科学的・医学的には正解だったなんて事態は、科学史や医学史の本を読んでいると枚挙に暇がありません。または政治的配慮から真実が伏せられるとか……。

それはさて置き、新しく提唱されている感染経路を考えてみると、今まで以上に「換気」の重要性が高まることになります。

今までも生徒さんには、飛沫感染防止の観点からマスクの完全着用をお願いするとともに、入室時の手指アルコール消毒を行っておりました。また言うまでもなく、私共も不織布マスクを着用したうえでディスタンス確保に努めておりましたが、今後はさらに「換気」も重視したいと存じます。

具体的には、次のように教室の換気を行います。

授業終了時(生徒さんの入れ替り時)に、教室の出入り口を大きく開放して、教室内空気を一気に入れ替える

→幸いにも当教室は大きく開口できる構造になっています。雑居ビルのテナントや、地下だとこうは行かなかったと思います。

授業中は、エアコンを利用して常時開放している教室窓へと一方向の空気の流れを作って換気する

→これは今までと同じ。

サーキュレーターを導入して空気の流れを作り、さらに換気を強化する

→休みの間に準備してみました。小さなものですがかなりの風量ですので、換気能力は大いに向上したかと思います。

ただ、小さなお子さんもお預かりしているので、彼・彼女らがサーキュレーターで気が散らないかが問題なんですよね。今日から運用してみて風量や風方向の最適解を見つけたいと思います。

今後も情報収集に努めつつ、安心できる環境で生徒さんをお迎えしたいと存じます。