コンビニに行ってきます

コロナ禍はいつまで続くんでしょうね……。

本来なら今日は名古屋でライブを見ているはずだったんですが、緊急事態宣言のせいでライブは中止に。喜び勇んで随分前からチケットを取って心待ちにしていたんですが、あえなくも払い戻しです。ショービジネスは不要不急のものと言われれば、それまでなのかもしれませんが、心から音楽を求めている私のような者には辛い時代です。もっと辛いのはショービジネスに携わっている人達でしょうけれど。

感染状況を現場で見てきた医師達の話を総合すると、新型コロナウイルス感染が起こるのは、どうやらほとんどの場合が「飛沫」によるようで、逆に言えば「飛沫」に被曝しなければ(&させなければ)、おおむね問題無く暮らせるのではないかという気がします。

もちろん、この考えもウイルスの変異や科学的知見の変動で変わるかもしれませんが、政府や自治体の要請する「不要不急の外出回避」に自らの「外出」が該当するか否かは、(無制限に拡大解釈すべきではなく)「飛沫感染回避」という趣旨にもとづいて判定すべきではないかと思うんですよね。法学部出身者としては、ハイ。

そんなわけで、一人でバイクや自動車に乗ることはそれほど大きな問題はないのではないかと思っています。もちろん、「医療崩壊」が叫ばれる時期に、僅かでも事故を起こす可能性のある行動は避けるべきだという考えも一理あるとは思いますけれど、(普段と同様)事故に最大限気を付けて安全運転するならば、一応OKかなと。

といって、無目的にプラプラするのも遠慮がありまして……って、どっちやねんという感じですが、そのバランスを取るのが「コンビニ利用」です。歩いて数分のところに行くのが普通でしょうが、遠いコンビニにわざわざ行くのが、「バイク乗りあるある」でございます。


先日、コンビニ支払の請求書が来ましたので、「コンビニに用事ができたので行ってきま〜す!」と妻に伝えました。オフロードブーツを履いて、ゴーグルをはめてっと。

「一体どこのコンビニ行くのん(笑)。」

「ん?結構行きつけのコンビニ。だいたい70kmぐらい先かな……。府県境は越えないようなルートでも、遠回り・大回りしたら大阪府内のコンビニでもそれぐらいの距離になるねん。」

(あきれ顔で)「行ってらっしゃい。」

バイクで向かうは大阪北部。走り慣れた道や面白い林道を組み合わせて進みます。

ブッセの詩にありますよね。「山のあなたの 空遠く コンビニあると 人のいふ。」(注:ありません) 目指すコンビニはあの山々の向こうに。

 

「昨日こそ早苗とりしか」と秋になってから古今和歌集のように思いだすべく、田んぼを暫し眺む。この時期の田んぼを見るのはワクワクします。夏の予感。

 

人っ子一人いない林道が延々と続く。木々の湿った匂いが最高。

 

また田んぼ。都会にいると忘れてしまいそうですが、この国は田んぼの国。それにしてもよく丹精されています。

 

また林道に。似たような林道なんですが、それぞれ趣が違います。

 

で、コンビニ到着。支払をサッサと済ませて、アイスジャンボモナカを駐車場でむしゃむしゃ。うめぇぇ。最近のコンビニはイートインスペースを閉鎖していますが、先述の「飛沫感染回避」という観点からは賢明ですよね。

帰り道は行きとは違う山道をたどります。往復140kmのちょっとしたツーリングですが、やはり行くと行かないとでは大違い。身体は疲れますが、仕事への集中力は逆に高まるので、心の底から癒されていることが自分でもよく分かります。またコンビニに行きたいな(笑)。