医学部に合格した生徒さん達の話

心落ち着かぬ日々が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。2020年3月末現在、当塾は通常運営致しておりますが、コロナウイルス感染状況や政府・自治体の発表に注意を払いながら、臨機応変に運営方針を決定していきたいと考えております。

さて、大学入試の合格発表もほぼ終了し、現塾生や以前当塾に通ってくれていた塾生の状況もほぼ判明してきました。

先日は某大学に合格された生徒さんからお電話を頂いたんですが、初志貫徹で今年から医学部で医師への道を歩まれるとの由。小学生の頃から遠路はるばる弊塾に通ってくれていたので、私にとっても副代表にとっても大いに喜ばしく感慨深い報告でした。真面目にコツコツ取り組まれる姿勢が印象深く、きっと立派な医師になられることと確信しています。心よりお祝いを申し上げます。

さて、別の日は大阪大学医学部医学科に合格された生徒さんが保護者様と挨拶にご来塾下さいました。彼も本当に真面目に勉学に取り組んでいた姿勢が印象的な生徒さん。誠実な彼も、やはり医師向きの性質を持っていると常々感じていましたが、保護者様に伺うと、身体もとても丈夫で、熱を出したことはほとんど無いとのお話。学力面が申し分ないのは勿論のことですが、身体も頑健だというのは頼もしい限り。鬼に金棒ですね。きっと優秀な医師となられて、社会に貢献してくれることと思います。

また別の日は京都大学医学部医学科に合格された生徒さん二名が一緒に来塾してくれました。このお二人もやはり極めて真面目かつ有能な生徒さん達で、合格の報告を楽しく聞かせてもらいました。学部は違えどわが母校に入学されるということで、なんとなく生徒さんというより、「後輩」という感覚があり、気がつくと大学生活の話ばかりしていました。安い自転車を早めに買っといて学内に置いとくと便利だよ〜とか。今年の国語の問題について聞かれるまで、入試の話なんかはすっかり忘れていたという(笑)。

今年の京大理系古文は江戸期国学者(富士谷御杖)による言語論が出題されたんですが、このあたりは対策授業でかなり力を入れていたところでした。京大の出題者の問題意識としてあり得そうなところですし、そもそも私自身が本居宣長ファンですから……。

実際、本番では古文はもちろん現代文の方も絶好調だったそうで、当塾の授業がお役に立てているとしたら、本当に嬉しい話です。


いずれにせよ、志望校合格の喜びを共有させていただくのは、弊塾としても本当にありがたいお話。門外漢ではありますが、医学の道は険しいものであるように見えます。そして医師・研究者になってからも、大変な苦労が待ち受けていることは間違いないだろうと思います。

しかし、私が見てきた医学部合格者は、皆さん成績優秀なのは言うまでもないことですが、全員が性質的にも医師向きの人達でした。誠実で真面目で向上心が高い。険しい道でもグイグイ進んでくれそうな人達。もちろん、上記の生徒さん達もそうです。別におべんちゃらで言っているわけではなく、心からそう思っています。

世界的な疫病蔓延に直面して、今後、私達の住む世界は良くも悪くも大きく変化していくでしょう。そうした世の中に彼・彼女らの医師としての力が活かされると考えると、とても頼もしく思えます。当塾がそうした人達の社会貢献に僅かにでも寄与できているとすれば、これに勝る喜びはありません。

彼・彼女らの医学部生活が、実り大きなものであらんことを!