塾オリジナルの教材 Part1

今日はちょっと塾業界の裏話です。

宮田塾では、授業で使用する教材がオリジナル(塾独自が作成したもの)かどうか、ということは特に問題でないと考えています。授業で内容を伝達し、しっかりと習得してもらうことが大切なのであって、その媒体が何であるか、ということは二次的なことですから。

書店売りの教材・塾専用教材、いずれにせよ「画期的」と呼べるものはほとんどありません。正直、大半の教材が入試問題・教科書・類書をコピー&ペーストしただけのものです。しかし、それでよいのです。学問に王道なし、「画期的」なものは、入試合格または成績向上にむしろ害悪になりかねません。

したがって、塾で上記のような教材を独自に作成したところで、屋上屋を架すだけであり、あまり意味があるとは思えません。

となれば、生徒の学力を伸ばしやすく、授業で使いやすい教材を探すのがまず第一。実際、宮田塾で用いる教材を選定するために、莫大な数の教材に目を通しています。

第二に大切なのが補充。どんなに綿密に研究して選定したところで、教材には足りないところがありますから、結局は修正を加えなくてはなりません。教材には掲載されていないが教えるべき内容を書き込んだり(逆に不要部分を削除したり)、説明が薄い部分の補充プリントを独自に作成したり、ということになります。

一から全科目のオリジナルなテキストを作成するぐらいなら、指導自体に労力を割いた方が効果的だということですね。

Part2に続きます。