有能なる校閲係・校閲ガール・校閲ボーイ

テレビで『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』というドラマが放映されているらしいですね。さっき気付きましたよ、「こうのえつこ」略して「コウエツ」なのか(笑)。なるほど。

確かに校閲の仕事って地味ですが、優れた書籍を作るには欠かせない存在です。校閲とは、原稿を読んで、内容の誤りを正したり不足な点を補ったりすることですが、この役を果たす人が頼りない人だと、どうも頼りない本になってしまいます。

学者や作家といえど神ならぬ身、誤字脱字や表記上の勘違いなんてのはいくらでもあるはず。校閲さんがそこをカバーしてくれることで、きちんとした作品となって世に出るわけです。

例えば学術書なんかは、一流の出版社から出ているものは誤字脱字が(無いとは申しませんが)著しく少ない。逆に弱小出版社から出ているものは誤字脱字のオンパレードだったりします。後者については、もっとちゃんとした校閲係を雇ってくれよな、なんて思うんですが、出版不況の現在、財政基盤のよほどしっかりした会社でない限り、有能な校閲係を雇うのは難しいのかもしれません。

ひどい誤字脱字(校閲漏れ)の例として「おちこんでいる」を「お◯んこでいる」と印刷してしまったのをネットで見たことがありますが、これはいくら何でも(笑)。それから他に……いやいや、塾ブログとして品性を保たねばならないので、やめておこう。

で、こんな問題を発見しました。もちろん私は全問正解でした。エヘン。校閲係の適性は高いんじゃなかろうか。というか、生徒の答案表記に目を光らせるのも仕事なので当たり前なんですけどね。

もっと言えば、中学受験を考えている小学6年生なら8割は正解して欲しいところ。厳しいですかね。皆さんもぜひ。

【全問解けたら地味にスゴイ! 校閲問題8連発】

有能な校閲係を雇う余裕のない出版社は、あえて校閲能力は不問にして、石原さとみの様な美女を校閲係に雇う方がいいんじゃないでしょうか。で、作家や学者に「センセの書かれる文章って、ホントに誤字脱字が少なくて感動します!胸がキュンとなるぐらいに間違いの無い文章ですね(ハート)」と目を潤ませて言わせる。男性はアホなので、「むむむ、彼女が校閲さんだと誤字脱字を見せられないぞ、頑張って表記の間違いがないようにしよう」と思ってくれるという按配。

もちろん、女性の作家や学者にはイケメン校閲係をあてがい、同様にすればいい。あれ、困ったな。私の場合、校閲能力がある上に、イケメンだからどっちでも行けちゃうよ〜。行けちゃうよ〜。行けちゃうよ〜。行けちゃうよ〜。

なぜか賛同者が一人もいないようなので、もう寝よう……(涙)。