友人にもらった本

忙しさにかまけてブログ更新がおろそかになっていますね。すいません。仕事の方はおろそかにはできないので、ま、ボチボチと行きましょう。

最近読んだ中で特に面白かった本。

展覧会「ポピュラー音楽の世紀-中村とうようコレクションでたどる20世紀大衆音楽のダイナミズム」の目録。

友人にもらった本なんですが、読み始めると面白くて一気に読了。故中村とうよう氏のコレクションが収められている武蔵野美術大学での展覧会の目録なんですが、目録というより立派な書籍。

偉大な音楽評論家であるとうよう氏が猛勉強していた、というか、大の勉強好きだった話に深くうなずきました。だって、あれほどの量と質でポピュラー音楽を論じられる人は今までただの一人もいませんでしたし、これからも現れないでしょうから。

とうよう氏は、京大経済学部を卒業後、数年の都市銀勤務を経て音楽評論家になったという少し変わった経歴の方。音楽大学などで正規のクラシカルな音楽教育を受けてこなかったことが、逆に彼の評論活動を実り豊かなものにしたんだと思います。

氏が自死されたことだけが未だに惜しまれるんですが、またこの本の話は別記事にするかもしれません。

<関連記事>
中村とうよう氏の死を悼む:国語塾・宮田塾のブログ